自分に向いているボールをお探しの女性ゴルファーの皆さま。
ボールのご紹介シリーズ中、今回はディスタンスではなく、「飛んで止まる」ボールを集めました。
一般的に、女性のヘッドスピードは男性ほど速くないので、ディスタンス系のボールが向いていると言われます。
でも、ある程度しっかり打てて、ゲームの組み立てもできるようになったら、特にグリーン周りでは、計算通りの距離でボールに止まってほしいですよね?

それを叶えてくれるのは、一般的には「スピン系」ボールなのですが、なかなかヘッドスピード 40m/s 以下のスピン系ボールは見当たらないのが現状です。
アマチュア女性の平均ヘッドスピードが 33m/s くらいと言われている中、スピン系ボールを使うのは無理だと思う方も多いと思います。
しかし、ディスタンス系とスピン系の中間とされる「バランス系」の中には、奨励ヘッドスピード 40m/s 以下も含まれるものがあるので、今回はそれをご紹介します。
Contents
バランス系ボールの特長と良さ
ゴルフボールのタイプは大きく分けて ”ディスタンス系” 、”スピン系” の他に、中間の性質を持った ”バランス系” があります。
“バランス系” ボールとは、飛距離が出やすい構造のディスタンスボールとスピンがかかって止まってくれるスピンボールの中間の性質を持つボールのことです。
特長としては、以下の通り。
・カバー・打感は軟らか目
・3ピース以上が多い
・推奨ヘッドスピードは「全領域」の表示も多いが、35m/s 以上のイメージ
・ウッド系で打つと飛距離が出て、ショートアイアン・ウェッジだと止まりやすい
・ディスタンス系とスピン系、それぞれの長所が出る
特長を見ていくと、飛距離を求めてディスタンス系ボールを使っていたけど、グリーン周りやアプローチではもっと止まって欲しい、と思えるようになった人達に良さそうです。
おすすめバランス系ボール7選
では、ここからはおすすめのバランス系ボールをご紹介します。
Kasco – KIRA Diamond
KIRAから2020年に発売になった「飛んで止まるDiamond」です。
KIRAならではの、見つけやすく気分が上がるカラフルさもさることながら、4ピース構造で飛距離もソフトな打感も良いです。

私も時々使いますが、「しっかり打ってる感」があるというか、ディスタンス系ボールよりも、打感に重さを感じる気がします。
そして、よく飛びます。
止まるか?と言われると、自分の技術の未熟さがあるのでしょうから、グリーンでピタ!
なんてことは今までないですが、グリーンオンしたボールが流れるようにコロコロコロ、、、というのもないです。
グリーンで止まる要素は様々なので、ゴルファーの腕前だけではないでしょうが、止まるはずのボールを使っていると、アプローチの打ち方も状況を考えて打つ習慣をつけるきっかけになります。
タイプ: バランス・4ピース | 奨励ヘッドスピード: 全領域 |
特長:飛んで止まる・打感が良い | 打感:超ソフト |
色:ホワイト・ブルー・レッド・グリーン・イエロー | 参考価格:4,900円 |
〘口コミ〙・・・なるべく女性の口コミ集めましたが、無いものは男性の口コミ載せています

飛んで止まってとフィーリング良く、また誤球やロストなどが少なく良いボールです。キャスコ侮れません また色はグリーンが良かったです。
奥さんがとても気に入って使っています。 ゼ〇シオとよく似た非常にソフトな打感で、弾道に伸びがあるようです。 非常に綺麗な発色と、表面に傷がつきにくいのもいいみたいです。 青はとても見にくく、黄色と緑は少し見にくく、今では一番見やすい赤ばかり購入しています。


赤パールでとても綺麗だし、ラフでも目立ちます。 何気に飛距離も出てるし、グリーンでスピンが チャンとかかります。
Trust・Bison Soft
Trust Golf は高度な技術を要するウレタンカバーを専門とする、ゴルフボールメーカー。
そんなTrustの出すソフトな打感の、高級感あふれるルックスのボールです。

ウレタンカバーは軟らかくて、パターのタッチを出しやすいのが良い所。
各メーカーの上位モデルボールに良く使われていますが、素材自体が高額なため、お値段も高くなります。
Trustはウレタンカバーを専門に作っていることで、コストを低く抑えられるのが魅力。
シンプルなロゴが入った見た目の美しさもあり、ギフトにも向いている、との声も多くあります。
タイプ: バランス・3ピース | 奨励ヘッドスピード:~ 42m/s |
特長:高性能なウレタンカバーを使用 | 打感:スーパーソフト |
色:ホワイト・クリスタルイエロー | 参考価格:4,800円 |

適度な硬さでよく飛びます。初心者が使っても真っすぐ飛んでくれました。
他人と被らないボールです。パールホワイトとなってますが限りなくホワイトに近い見た目だと思います。

Dunlop・Srixon AP Speed
以前、女性向きとしてご紹介した Srixon Soft feel lady は、とても頼りになるしっかりしたボールです。
でも、Soft Feel では何となく物足りなくなり、Srixonの他のボールを試してみたい方は、まずこちらをオススメします。

Srixon はボールタイプを明確に表示していませんが、ボール毎に以下のようなチャートをつけてくれています。

ここからボールタイプを読み取ると、コントロールとディスタンスのちょうど真ん中なので、バランス系ボールですね。
ヒデキ君やケプカも使うスリクソンのボールに対する信頼もさることながら、飛距離とスピン性能に優れているボールとして、多くのアマチュアゴルファーから信頼と「コスパの良さが嬉しい!」との口コミが寄せられています。

タイプ: バランス・2ピース | 奨励ヘッドスピード: 35m/s ~ 48m/s |
特長:優れた飛距離・スピン性能・ソフトな打感 | 打感:ソフト |
色:ホワイト・パッションイエロー・パッションオレンジ | 参考価格:2,600円 |

柔らかく打感が良いです!他のボールに比べてスリクソンは音も良いと思います。気持ち良くプレー出来ます。センターラインも既にプリントしてあるのでラインを引き忘れても当日サッと持って行けます。。
1年以上ずっと使っています。 見つけやすいのでオレンジしか使っていません。 打感もデザインもお気に入りです。

Dunlop・Srixon Tri-Star
同じくスリクソンから、Tri-Starです。
先ほどのAP Speedとよく似た見た目と、性能を持っています。


AP Speedと決定的に違うのは、あちらは2ピースなのに対し、こちらは3ピースです。
比較すると、AP Speedのカバーに配合されている高反発素材の一つ(テファブロック HR+) が、Tri-Star にはその素材だけの層を中間に設けています。
いうなれば、兄弟みたいなボールですね。
デザインが色違いなところからも、そういった意味あいがくみ取れます。
AP Speedは青、Tri-Starは緑色の数字とアラインメント
タイプ: バランス・3ピース | 奨励ヘッドスピード: 35m/s ~ 48m/s |
特長:優れた飛距離・直進性・スピン性能 | 打感:ソフト |
色:ホワイト・プレミアムホワイト プレミアムパッションイエロー | 参考価格:3,900円 |

通常利用している別メーカーボールよりコストがお安い割に安定感がありました。 アプローチでスピンもかかりますし、打感も良かったです!
打感が柔らかめでよく飛びます。 Z-STARより安いのですが、遜色ない使用感です。 ボールにラインが入っているので自分でつけなくて良くなりました。


Zスターは高値の為に購入しませんが、アベレージゴルファーには充分だと思います。 打感は柔らかくスピンや飛距離は普通だと思います。
Titleist・Tour Soft
タイトリストは超有名なPro V1とPro V1Xがありますが、「それに行く前に何かないの?」
という方には、Tour Soft がいいと思います。
ボールのタイプとしてはディスタンス系に属しますが、アプローチ周りのスピン性に優れた作りなので、バランス系に近いと言えます。

タイプ: ディスタンス・2ピース | 奨励ヘッドスピード: 全領域 |
特長:中弾道で遠くへ飛 ばし、かつ、カバーがシ ョートゲームコントロー ル性能にも優れている | 打感:ソフト |
色:ホワイト・イエロー | 参考価格:3,960円 |
タイトリストのボールは、男性に大人気のようで、女性のコメントがほとんどありませんでした。。。

以前は半分見栄張ってV1やV1Xを使ってました。 ある日、ゴルフショップの店員さんに勧められ、1スリーブ購入してからツアーソフトほぼオンリーで使ってます。飛距離、打感とも、アマチュアレベルではV1クラスと遜色ありません。T型ラインは最初邪魔にかんじましたが、慣れる(特にパター)とアライメントとしていいです
ProV1は高すぎるのでいつも使うわけにはいきませんが、このボールでしたら、適度な値段、十分な性能で、使い続けることができます。アベレージゴルファー向けのタイトリストですね。ドライバーの飛距離、アイアンの止まり具合、とても良いと思います。

Titleist ・Pro V1/Pro V1X
タイトリストの最上位モデル、Pro V1、Pro V1Xです。

多くのプロから選ばれている、いわば上級者が使うボールではありますが、奨励ヘッドスピードは全領域なことから、多くのアマチュアゴルファーも使用している人気No 1. のボールです。
性能が違うボールを一括りにしてしまいましたが、この2つのボールでどちらを選ぶのかは、プロやアスリートの方々も好みにより分かれており、どのような球筋を打ちたいのかによる、上級者ならではのチョイスになります。
ドライバー:スピン量がV1Xの方がV1に比べると多いので、より高い弾道になる(V1Xは中高弾道・V1は中弾道)
アイアン・ウェッジ:打感はV1の方がより軟らかく、ショートゲームのスピン性能などは甲乙つけがたい
実際にラウンドで使ってみて、感触を把握することが一番ですね。
タイプ: バランス・3ピース (V1) / 4ピース (V1X) | 奨励ヘッドスピード: 全領域 |
特長:スピード・スピン・打 感、どれをとっても今、一番 信頼のあるボール | 打感:ソフト |
色:ホワイト・イエロー | 参考価格:7,150円 |

一時期TOUR SOFTにスイッチしましたが、先日v1を久しぶりに使用したら、やっぱりこれにもどってしましました。柔らかさとパターの感覚がさすがに良いです。 けど、やっぱり高いなぁ・・・。
わたしにとっては定番中の定番です。 時々他社に浮気することもありますが、また戻って来てしまいます。 冬はボールが硬く感じるのでV1を使っています。 暖かくなってきたのでV1xに戻します。


ずっと使っています。相変わらず抜群の打感だと思っています。他に代えられないですね。スピンもよくかかると思います。(V1)
アプローチした時に同伴者の方に「すごいスピンだったよ」って言われた時に「ふっ」て思いました♪ 最高の感触です!!。(V1)

バランス系ボール・オススメのまとめ
以上、おすすめバランス系ボールのご紹介でした。
表にまとめると、以下の通りです。
ボール名 | Kira Diamond | Trust Bison Soft | Srixon AP Speed | Srixon Tri-Star | Tour Soft | Pro V1 | Pro V1X |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
メーカー | Kasco | Trust | Dunlop | Dunlop | Titleist | Titleist | Titleist |
ピース | 4 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 | 4 |
ヘッドスピード | 全領域 | 42m/s 以下 | 35m/s ~ 48m/s | 35m/s ~ 48m/s | 全領域 | 全領域 | 全領域 |
特長 | 飛んで止まる 打感が良い | 高度な技術を要 するウレタンカバ ーを比較的低価格で 提供できる | 優れた飛距離 スピン性能 ソフトな打感 | 優れた飛距離 直進性 スピン性能 | 中弾道で遠くへ飛ばし、 かつ、カバーがショ ートゲームコントロール 性能にも優れている | スピード・スピン ・打感、どれをと っても今、一番信 頼のあるボール | スピード・スピン ・打感、どれをと っても今、一番 信頼のあるボール |
参考価格 | 4,900円 | 4,800円 | 2,600円 | 3,900円 | 3,960円 | 7,150円 | 7,150円 |
カラー | イエロー グリーン ブルー ホワイト レッド | ホワイト イエロー | ホワイト パッションイエロー パッションオレンジ | ホワイト プレミアムホワイト プレミアムパッショ ンイエロー | ホワイト イエロー | ホワイト イエロー | ホワイト イエロー |
また、バランス系ボールを選ぶ時は、以下のことに留意しましょう。
◆ バランス系ボールは、飛距離オンリーではなく、ボールを止めることもできる設計のボール
◆ バランス系ボールは、奨励ヘッドスピード:全領域もあるが、基本的にはディスタンス系ボールよりも速いことが想定されているものが多い
◆ バランス系ボールは3ピース構造以上のものが多く、飛距離も期待でき、曲げる・止めるなどの動作もしやすい
◆ ボールの性質はタイプやピース数ですべて一緒ではないので、実際に、1種類のボールで数ラウンドしてみて、合う・合わないを判断するとよい
今回は以上になります。
お気に入りボールを見つける参考になれば幸いです。






