レディースゴルファーの皆様、こんにちは。
春の到来と共に、今期のラウンドをスタートする方も多いと思います。
本格的な春シーズンをむかえるにあたり、オシャレもしたいゴルファーとしては、ゴルフウエアや小物なども新調したい気持ちになります。
そんな中でも今日は、意外と難しいかもしれないラウンド用の帽子に関して、選ぶときの注意点と、ブランド別のサンプルをご紹介したいと思います。
既にゴルフ歴も長く、たくさん帽子をお持ちの方は、帽子の選び方は熟知しているでしょうから、ブランド別サンプル写真にお進みください。⇨ ブランド別ゴルフ帽子へ進む
これから初ラウンドとか、帽子をまだ数個しか持っていない方は、私の経験を元に、買う時のチェックポイントなどを書きましたので、よろしければ参考にしてください。
ラウンド用帽子とは
帽子は必須アイテム
「そもそもラウンドする時、帽子って被らなきゃいけないの?」
もしかして、こんな疑問をお持ちでしょうか?
答えは「Yes」です。
なぜなら、第一にボールが飛んで来た時の頭の保護のため。
第二にマナーとして、被ることをルールづけてるゴルフ場も多いですから、ラウンドする時は帽子を被るものと心得ていて間違いはないです。
もう一つ、帽子の大事な役割は、頭と顔を直射日光から守ってくれる、日焼け対策にあります。
帽子のマナー
ゴルフマナーって色々ありますが、帽子に関しては「クラブハウス内では帽子をとるのが正式なマナー」という事だけです。
とは言っても、実際に私が行くビジターさんOKの数多くのゴルフ場では、昼食時にレストランでは帽子をとるのがマナーなくらいで、クラブハウス内を通るだけなら、帽子を被っていて注意されることはないです。
「うちは伝統あるクラブ」感をありありと出しているような格式のあるクラブでは、クラブハウス内では脱いでおいた方が無難かもしれません。
格式高いクラブに行く時は臨機応変に対応する、と思っていれば大丈夫です。
気候による帽子のタイプ
まず、ラウンド用帽子は季節や天気により、大きく3タイプあると私は考えています。
① 春から秋 ② 冬 ③ 雨の日用
私なりの目安ですが、気温が13°を上回る3月下旬から12月上旬は ”春から秋” ものでよいです。
春から秋ものは、約9か月間と一番長い期間使います。
冬は暖をとるために、ウールや保温に優れた素材の帽子が主流。
雨の日用とは文字通り、雨の日のラウンド用で、雨カッパのような素材の帽子が「雨用」として売っています。
以上3種類の中から、今回は春から秋に使う帽子に関してのお話です。
一番長く使うものなので、メーカーさんが「春夏モデル(*秋も使えます)」として出ている中から、まずは使い勝手のよい帽子を1つ持ちましょう。
形による帽子のタイプ
ゴルフ帽子を形状で分けると、①キャップ、②ハット、③バイザー があり、キャップにはさらに頭部分の形によって4つに分かれます。
キャップ | 一番ポピュラー 商品も一番多く出回っています スポーティーな感じの印象 |
ハット | ちょっとフェミニンで落ち着いた印象 ゴルフをグイグイやっている感を出したくない人におすすめ |
バイザー | キャップ同様にスポーティーな感じ 頭部分がないので、涼しいと言われていますが、直射日光が頭に当たるので、実は暑い 髪も焼けてしまうので、髪にも日焼け止めが必要 |
発展型バイザー・キャップ つば広タイプ | とにかく陽に当たりたくない人、肌が弱い人には、つば広タイプの バイザー・キャップもあります |
選ぶ時のポイント
形状
帽子をかぶるスポーツを経験してる方はよくご存じのお話しだと思いますので、飛ばし見してください。
激しいスポーツのイメージがないゴルフでも、身体は結構動かしますので、動いてもフィットし続けてくれる帽子を選ぶことは大切です。
試着できる状況なら、必ず試着してみましょう。
試着のポイントは、静止や歩くだけではなく、ゴルフ場で必ずやる以下の動作 ⇩
▪ スイング
▪ しゃがんで10m くらい先の地面(グリーン)を見つめる
▪ クラブ数本持って走る
▪ 崖みたいなとこ登り降りする
▪ 木の枝をよけながら、中腰状態で歩き回る
▪ クラブの出し入れ
などなど、ラウンドでの動作で邪魔にならないか、をチェックしましょうね。
キャップ基本型3つ
キャップ型に4通りあると書いたのは、私個人の考えです。
サイズはほとんどのものが “フリー (= 頭周り 56-57cm くらい)”と書かれていて、後ろにサイズアジャスターがついており、
一見、どれを選んでもサイズ的にはOKな印象を持ちますが、実はここに盲点があります。
それは頭周りの長さではなく、頭(ドーム)部分の高さと曲がり度合い(下図 赤い弧の長さ)で、”深め・普通・浅め” に分かれます。
この高さによって、自分の頭の形状 + 髪の量にあっていなければ、ラウンド中にずれてきて邪魔になり、プレーに集中できずにトリをたたく(トリプルボギーを打つ)ことになるので要チェックです。
頭の高さが高くない人が普通~深めをかぶると、頭周りでサイズ調整するアジャスターがかなり強力でなければ、だんだん帽子が下がってきて、前が見えなくなるような状態になります。
頭の高さと髪の量が多い人は浅めをかぶると、動いているうちに、帽子が後ろにはずれてしまいます。
一番よいのは実際被って確かめてみることですが、もし、おうちに普通のキャップタイプ帽子があれば、試しにかぶってみるといいですよ。
“ドームの形状・浅い・深い” が体感できれば、その帽子のサイズを元にもう少し浅め、深め、と探す参考にできます。
ちなみに、私の帽子コレクションで実測したところ、帽子の天頂部分から底辺部分まで(上の図の赤点線 “弧”の長さ)は、17cm が私の普通サイズでした。
自分の普通サイズ帽子が分かれば、その形状を元に「これきっと浅め、深め」と、帽子を見るだけで段々わかるようになります。
キャップ第4型
実を申しますと、私は頭が大きいのか前髪が多いのか、浅めをかぶると動いているうちに段々後ろへずれてしまい、上述の “後ろにとれる図” のような事になります。
好きなプロの一人、ローリー(マキロイ)が被っているようなシュッとした帽子がカッコいいな ❤ と思い試してみたのですが、、、
静止状態で試着しただけでも、”後ろにとれる図” になり、全然ダメでした (◞‸◟)。
どうやらローリーは帽子を特注するほど頭が小さいようです。
ローリーは私と逆の悩みがあるのでしょうね。
ところで浅めがダメな私は、深めを選ぶか、私の考えるところの “第4の形”、ワークキャップタイプを選ぶようにしています。
この形状は、頭が高めか髪の量が多い方にはおすすめできるタイプだと言えます。
頭と髪を入れる部分が、ドーム状のキャップよりも大きいので、頭の収まりがよいし、帽子をとって昼食をとる時も、髪の毛がぺったんこにならなくてすみます。
素材
春から秋用の帽子の素材は、気温的にそれほど重要ではないと思います。
実際の商品では、綿やポリエステルなどが主流であり、素材へのこだわりがなければ、気にしなくてよいと思います。
夏も使うのなら(夏でもゴルフ行く気なら)、素材というより、通気性・速乾性の優れたもの、後ろ部分などにメッシュが使われているものがいいです。
夏の芝の上は、日光と芝から立ちのぼる蒸気で異常なほど暑いので、暑さがこもらず、蒸れないような性能の帽子をおすすめします
ブランド
帽子のブランドは、まずは好きなデザインや色、憧れのロゴデザインのブランド、応援しているプロが使っているブランドなどを買うのでいいと思います。
もし、帽子・ウエア・使用クラブのトータルコーディネイトにこだわりがあれば、以下のポイントを考慮して選ぶことをおすすめします。
ポイント1. 世界のトッププロが使う “バリバリなゴルフクラブメーカー” のものは、最初は避ける
なぜなら、自分が使っているクラブのメーカーのものであれば、統一感があってバッチリなのですが、恐らくまだどこのクラブメーカーのクラブを使っていくか分からない状態ではないでしょうか?
だとしたら、ちぐはぐな結果になることが予想されるからです。
例)「Callaway」の帽子をかぶっているけど、使っているクラブは「ゼクシオ」。
これはゴルフ上級者から見ると「Callawayに憧れてるの?でも、ゼクシオ使ってるんだ。で、どうしたいの?」という感じ。
ここで言う”バリバリのゴルフメーカーさん”とは、以下のところ。
Callaway・Titleist ・Srixon ・Ping ・Taylormade
クラブと一緒に揃えたい
ポイント2. ウエアとあわせても違和感のないブランドの帽子にする
ウエアを1つのブランドだけで貫くことは恐らくないでしょう。
なぜなら、好きなブランドが常に買いたいデザインのウエアを出すとは限らなく、ウエアは様々なブランドのものを持つことになるのが普通だと思います。
そして多くの方は、ウエア毎に帽子を揃えることはしないです。
理由は、そのウエアに合わせる帽子をブランド側で作っていなかったり、予算的にも苦しいからです。
結果、複数の違うブランドのウエアに対し、1つか、せいぜい3つくらいの帽子を合わせることになります。
そこで、どのウエアともあわせられるよう、帽子とウエアが違うブランドでも違和感のないものにしておく方がベター。
例えば、以下のようなゴルフクラブは作っていないスポーツメーカーの帽子なら、ウエアがアパレル専門ブランドになっても、それほど違和感がないです。
Adidas・FILA
出典:公式ページ
ポイント3. 帽子はブランド名が分からない(小さく目立たない)ものにする
なぜなら、ウエアにはブランド名が目立つように入っているものが多いので、帽子はどのブランドか分からないデザインのものにしておけば、気がつかれにくく、ちぐはぐ感が薄くてすみます。
これは、各帽子のロゴデザインで決まります。
ロゴが小さくてパッと見 どこのブランドか分からない
出典:公式ページ
ポイント4. ウエアを買う時に、同じブランドの帽子も必ず買う
予算さえ許せば、帽子とウエアを同ブランドで揃えるのが、トータルコーディネイトとしては一番です。
帽子の形状に問題がなければ、これが簡単で手っ取り早いです。
コーディネイトを気にする方へのおすすめをまとめると、
① 帽子はウエアとブランドが違っても違和感が少なく感じられる、例えばクラブを作っていないスポーツメーカーのものにする
または
② 帽子のブランドロゴが目立たないものにする
そして
③予算が潤沢にある方は、ウエアと帽子を一緒のブランドで買い揃えるのが一番オシャレ・・・その場合は、帽子の形状があっているかチェック!
色
これは説明はいらないでしょうが、普段のオシャレと同じで、ウエアとの兼ね合いですね。
ゴルフ場では打ち込まれるのを避けるため、目立つ色を着た方がいいという考えもありますが、それが目的なら目立つ色のウエアを着た方が効果は高いです。
ウエア毎に帽子を揃えてられない人の方が多いと思うので、複数のウエアに合いやすい色を選ぶといいですね。
最初の1個を買うとしたら、白とかグレーなど、どんな色のウエアを着ても合う無難なものがおすすめです。
ブランドのイメージをつかんで心地いい形状を探そう
では、春夏ものとして出ている中から、2023年ものを中心に、ブランドごとのグループで写真を載せます。
*写真は全て公式ページか、リンクを貼ったShopping site からお借りしました。
「ここのデザイン好きだな」と思うブランドがあれば、その中で自分の頭にフィットするものを探すのが早いと思いますよ。
ADIDAS(アディダス)
スポーティなタイプのウエアと帽子を毎シーズン、多数出しています。
今年の新作キャップ – 普通深さだと思います。後ろにリボンつき。
今年の新作バイザー - 後ろにリボンのつくタイプと、オーソドックスなタイプ
ハット – ゴルフでなくても使えそう。可愛い印象ですよね。
つば広タイプ – 後ろはマジックテープのアジャスター。
Pearly Gates(パーリーゲイツ)
ゴルフアパレルとしては、一番人気と言ってもよい Pearly Gates。
女性用のハットは見つけられなかったので、キャップとバイザーです。
定番の普通キャップ
色んなデザインのバリエーションがあるのがPearly Gatesのいいところ
私のあこがれ、浅めのキャップですね。かぶれる人ウラヤマシイ。。。
バイザーもデザイン豊富です。
Jack Bunny!! (ジャックバニー)
Popな感じで楽しさが売りのJack Bunny
オーソドックスデザイン
バイザーもいろいろ
ハットもモノトーンなのに楽しい感
Le Coq Sportif(ルコックスポルティフ)
色んなデザインのあるキャップ 一番右は深めですね
今年は後ろリボンが流行りのようですね 浅めに見えます
撥水性にすぐれているもの 右サイドにティーをさせる作り
今年のバイザー
Beams
オーソドックスな形 Beams の魅力はロゴとファッション性
ハットもシンプルでさりげなさがいいですね
New ERA
ここには私のお助け帽子、ワークキャップがあります(右端)
Admiral
普通型キャップ ユニオンジャック好きにはもってこい
ロゴが小さくて使いやすいです 後ろリボンは今年の感じありあり
とてもファッショナブルな形のハット
Marie Claire
Marie Claireにはつば広タイプがあります
やもすれば、おばさんっぽくなってしまうつば広ですが、これはオシャレ感あり
アンパスィ(& per se)
キャップ型でも、ファッション性があって女性らしさあり
バイザーも ”&” のデザイン取り込みがウマい
FILA
今年の型ですが、ロゴもさりげなくていつまでも使えそう
2022年発売のFILA浅めのキャップです。
ワークキャップタイプ メッシュが使われているので、暑くなってもOK
ゴルフ帽子選びの最後に
各ブランドのだいたいのイメージをつかんで、Shopに行ければ試着してから買う事をおすすめします。
Shopに行けない場合は、帽子の形状に注意して、Web Siteで選んでみてください。
最後のとりでとして、ゴルフ場のショップにも、品数は多くはないですが、帽子を置いてます。
思わぬ掘り出し物もあるので、ラウンドまでに買えなかった人は、そこに賭けてみるのも一興かと。
では、ちゃんとフィットするオシャレな帽子を選んで、ファッションもゴルフも頑張りましょう。