明けても暮れてもゴルフの事を考えてしまう。
次のラウンドを指折り数えて待っている。
そんな、ゴルフにすっかり心奪われているゴルファーの方へ。
ゴルフができない時間は、ゴルフエッセイを読んで過ごすのも、いいものですよ。
Contents
読むゴルフの良さ
ゴルフに関する読み物は大きく2タイプあります。
①How to もの・技術上達の指南書
②エッセイ・物語
ここで取り上げるのは ② のエッセイ・物語の良さです。
How To ものと違い、ゴルフのエッセイや物語はプレー中の色々な局面で、気の持ちようにとても良い作用をしてくれることがあります。
ゴルフは精神面が大きく作用するスポーツなので、焦りや暗い気持ちでプレーしていてると、どんどん負のスパイラルに陥ってしまいませんか?
そんな時にふっと、エッセイで読んだ内容が甦り、極度に張りつめていたものがスーっとなくなる事があります。
良いゴルフエッセイにはそんな不思議な力があります。
おすすめゴルフエッセイスト① 夏坂健さん
不思議な魅力を持つゴルフエッセイのイチオシは、夏坂健さんの作品です。
夏坂さんの著作から感じるのは、ゴルフ発祥の地、スコットランドの風土・気候・人々への深い憧憬と敬愛。
また、ゴルフへの情熱はスコットランドにとどまらず、世界中、ゴルフコースがあると分かればどんな僻地でもおもむき、体験したこと、発見したことをたくさん著作に残しています。
更に、ゴルフにまつわるお話や文献を蒐集し、可能な限り綿密に調べるその情熱は、驚くほど。
現在のルールや設定が「何でそうなったのか?」を、歴史を紐解きながら解説してくれる話も多いので、学びがあり、目からウロコのようなお話に大いに感心し、時に大笑いし、時にジーンときます。
〇 オックスフォードとケンブリッジの凄まじいライバル意識が繰り広げられる対抗戦の始まりは、なんと、パブで同席した双方理事の、黒ビール一気飲みでの意地の張り合がきっかけだった。『1番ティでチュ!』
〇 大戦中、収容所に収監され、死にそうにヒマなイギリス人にクラブを与えたら、何が起こるのか?『第12捕虜収容所のプレーオフ』
〇 ゴルフを始めた人には『ゴルフ戸籍』というものがあり、100を切った時が難産の末の誕生日。そこに至る前にやめてしまった人は「水子ゴルファー」となる。『ハリー・バートンの末裔』
残念ながら2000年にお亡くなりになっているので、新作が出る事はありませんが、単行本・文庫本で30冊以上の著作を残してくれました。
すぐに読めるのも夏坂さんエッセイのいいところ
夏坂さんのゴルフエッセイは、主に雑誌に投稿されたものなので、どれも短編で、長くても10ページくらいの一話完結型です。
どこから読み始めても、その場限りで面白く読めます。
初めての1冊ならこのエッセイ
とりあえず1冊読んでみようかな、と思ったなら、「ゴルフの風に吹かれて」をおすすめします。
スコットランドの旅から始まり、紀行文・旅日記的な要素もあるので、その情景が浮かびやすく、物語にすんなり入れます。
〇 夏坂さんがB&Bで知り合った、仕事を引退と同時に「死ぬまでゴルフ世界旅」に出たフランス人夫婦の話
〇 「ローカルルール」の発祥は、セントアンドリュース・オールドコースの傍らで、いつも洗濯をしている主婦たちの猛抗議から作られたルールだった
〇 ユーラシア大陸最初のゴルフコースは、南仏の町、ポーに作られ、アガサクリスティも好んで通っていた
などなど、前知識がなくても話が分かり、ゴルフの歴史・精神性と、この著者はどういう人なのかが段々と分かってくる、最初の1冊向きです。
【収録話】
▪ ゴルフは「気合いだよ」とキャディはいった
▪ 「乾杯!」とシモーヌ夫人はグラスを掲げた
▪ ケルト人のチャンプは謙虚に咆哮した
▪ プロの始祖、アラン・ロバートソンを探して
▪ 名手たちが愛した琥珀の芳醇さ
▪ 1876年全英オープンの「謎」
▪ 朱鷺色のミュアフィールドにて
▪ オールドコースと闘った老人
▪ 石楠花が咲く「悲しみ半島」へ
▪ リンクスの彼方に消えた男
▪ スコットランドのパブは爆笑で更ける
▪ オークニー島に花咲き乱れて
▪ ニューカレドニア、蒼天に抱かれる一打
▪ 神頼みの一閃、スリランカのゴルフ
▪ 150日間の「幻のコース」
▪ ポルトガル「ペニャロンガ・ゴルフクラブ」
▪ スコットランド「カーヌスティ・ゴルフリンクス」
▪ スペイン「モンテカスティーヨ」
▪ 「ガラン・ゴルフクラブ」
▪ ユーラシア大陸最古のコース「ポー・ゴルフクラブ」
▪ ゴルフの妙技の常設劇場「オーガスタ・ナショナル」
▪ ボタンの掛け違い
▪ 「二賢者」の勇気に学ぶ
▪ 必要なもの「知性」と「教養」
▪ 時間にルースな者、立ち去れ!
▪ マナーの啓蒙家、登場す
▪ 「審判不在」は名誉なり
▪ 嫌われた理由の一つ
▪ 消えたOB、消えない汚名
▪ もう一人の伴侶
▪ ある日の「ゴルフ仙人」
▪ ゴルファーの美学 ー テイトの強さと優しさ
▪ 「ゴルフの三巨人」が泣いた日 ー 「全英オープン」の人間燦々
[解説]モルツを抱えた詩人、侍ゴルファー 高橋三千綱
注:夏坂さんの作品は、下でご紹介するゴルフダイジェストから2007年以降に出版されたセレクションシリーズ以外は、新品は市場にほとんどないようなので、中古になります。
まとめて読むなら、このシリーズ
ある程度まとめて読みたいと思ったら、2007年にゴルフダイジェスト社から出たセレクションシリーズがおすすめです。
過去に単行本として出版されたものから、50話くらいをセレクトして1冊に収めています。
全6巻で出版されたので、全部で300話です。
- わが心のホームコース ⇨ 収録話
- スコアは天使の匙加減 ⇨ 収録話
- 痛ッ!ゴルフ虫に嚙まれたゾ ⇨ 収録話
- ゴルファーは眠れない ⇨ 収録話
- おんぼろキャディ、見参! ⇨ 収録話
- ダッファー博士の高笑い ⇨ 収録話
セレクションシリーズには載っていない、その他のおすすめ
ダブルボギーが常識に候 だからゴルフはやめられない part 3
1995年出版。7章に分かれ、各章、異なるテーマを元に話が集められている。
〇 日本の名門コースをプレーしながら辿るシリーズや、世界中のゴルフ小噺が満載
〇 最終章は、指南書を読むよりエスプリを感じることが大事とする夏坂さん流の「上達のヒント」集
〇 教訓とすべき先人のゴルフ話、カポネも大のゴルフ好きだった話や、ベーブルースは野球よりゴルフが好きだった、など
⇨ 収録話を見る
王者のゴルフ
1996年出版。その前年くらいまで「ゴルフトゥデイ」に連載された24編をまとめたもの。
「ゴルフトゥディ」は比較的若い層向きの雑誌だったため、若いゴルファー向けのお話しを意図的に書いているように思えます。
〇 主にスコットランド、アイルランドやアメリカでの、ゴルフの精神や偉大な先人の言動を掘り出して解説してくれている話多数
〇 「ゴルフクラブ」の始まりはシェークスピアの行きつけのTavernが起源
〇 カップがなぜ10.8ミリになったのか
〇 世界No.1 に選ばれるパインバレーゴルフクラブが、どれほど過酷なコースであるかと、そんなパインバレーは何故No.1なのかを通して、ゴルフプレーとは、を考えさせられる
⇨ 収録話を見る
ゴルフがある幸せ。
2004年出版。1998年5月から99年3月まで、「週刊現代」に連載されていたものを、夏坂さん没後4年経っての単行本化。
〇 世界中のゴルフ小噺の上手な語り口は相変わらずながら、最終話の「心臓がキュン!」では、夏坂さん自身の心臓手術でゴルフができない時に感じた、「人生にとってゴルフとは何か」「ゴルフ無しでどう過ごせばよいのか」。悶々としながらも、先人たちの言を引き合いに出し、考え、感じさせてくれる。その色んな思考がこの本のタイトルへとつながる
〇 ゴルフと出会えたありがたさを、しみじみと感じる一冊
昭和天皇のパター
様々なゴルフ逸話がちりばめられた夏坂さん最後の一冊。2004年出版。
〇 謎と神秘に満ちたゴルフ界の「モナリザ」と称されるセントアンドリュース、オールドコース 最新技術を駆使してそっくりなコピーをアメリカ東海岸に作りたい!との情熱を持って、プロジェクトは始まったが。。。
〇 何故かゴルフの相性が合わなく、同組になるといつの間にか負けてしまう相手がいる。
〇 箱根の老舗旅館から見つかった、古い外国製のパター。時代と場所を考えると、これはもしかして昭和天皇がお使いになったパターでは? 雑誌に投稿された夏坂さん最後のお話。
おすすめゴルフエッセイスト①夏坂健さん まとめ
ゴルフエッセイという分野は、日本ではそれほど多くの作品やエッセイストがいる訳ではなく、夏坂さんがこの分野を切り拓き、同時に今もって、夏坂さんが傑出していると思います。
知り合いのゴルフ関係者やゴルファーの方とお話しすると、夏坂さんファンはかなり大勢います。
私も読み進むうちに、そのエスプリやウィットに富んだジョークに大ファンになった一人です。
「タイガーウッズみたいな息子がほしい」と、どこかで吐露していましたが、2000年にはお亡くなりになっていたことから計算すると、デビュー間もない、勝利を次々と重ねていくタイガーを見て、そう思ったのでしょう。
勝手に想像してしまうのですが、マスターズ優勝を果たしたヒデキ君の活躍を夏坂さんが見たら、とてもステキなエッセイを書いてくれたのだろう、と思うと、66歳という若さでお亡くなりになったのが残念で仕方ないです。
付録:夏坂健さん著作リスト
既に結構な数の作品を読んだことのある方のために、分かる限りでの著作リストを作りました。
翻訳本やゴルフの前に書いていた世界のお料理に関するものなどは除くと、全部で24冊確認できています。
前章でご紹介したセレクションシリーズでカバーされているものが6冊(右端欄参照)
幻冬舎から出版されたものは、先出しているものをまとめている可能性が高いです。
まだ、読んだことがないものがあれば、探して読むのも楽しいと思います。
”本のタイトル”に下線があるものは、収録話リストにリンクしています。
本のタイトル | 単行本 | 文庫本 | 他の本に掲載 |
ゴルフの虫がまた騒ぐ アタマはゴルフのことばかり | 二見書房 (1991.7) | — | ▪ されどゴルフ ▪ セレクションI・II |
ゴルファーを笑え! | 新潮社 (1992.9) | 新潮文庫 (1997.3) | セレクションII・III |
ゴルフ・プレー前夜に読むクスリ | — | 三笠書房 (1992.10) | |
だからゴルフはやめられない | 毎日新聞社 (1993.4) | 幻冬舎文庫 (1997.11) | |
ゴルフ・心理戦に勝つクスリ | — | 三笠書房 (1993.5) | |
だからゴルフはやめられないpart2 (叩け!さらば愛されん) | 毎日新聞社 (1993.12) | — | |
地球ゴルフ倶楽部 | 新潮社 (1994.5) | 新潮文庫 (1998.4) | セレクションIII・IV |
ダブルボギーが常識に候 だからゴルフはやめられない part3 | 毎日新聞社 (1995.2) | — | |
ゴルフの「奥の手」 名言のホールインワン | PHP研究所 (1995.9) | PHP文庫 (1998.5) | |
フォアー! ゴルフ狂騒曲 | 新潮社 (1995.12) | 新潮文庫 (2002.4) | セレクションIV・V |
王者のゴルフ 知的シングルのすすめ | 日本ヴォーグ&スポーツ マガジン社 (1996.1) | 幻冬舎文庫 (1999.6) | |
微笑ゴルフ ゲームの処方箋 | ベネッセコーポレー ション (1996.5) | — | |
騎士たちの一番ホール 不滅のゴルフ名言集 | 日本ヴォーグ&スポーツ マガジン社 (1997.1) | 日経ビジネス人文庫 (2004.5) | |
されどゴルフ | — | 幻冬舎文庫 (1997.4) | ▪ ゴルフの虫がまた騒ぐ ▪ セレクションI |
ゴルフへの恋文 | 新潮社 (1997.6) | — | セレクションVI |
ナイス・ボギー | 講談社 (1998.4) | 講談社文庫 (2000.5) | |
ゴルフを以って人を観ん 緑のお遍路さんたち | 日本経済新聞社 (1998.5) | 日経ビジネス人文庫 (2001.8) | |
アンプレヤブル! | — | 幻冬舎文庫 (1998.10) | |
ゴルフの神様 | 講談社 (1999.4) | 講談社文庫 (2002.9) | |
ゴルフの達人 | 日本経済新聞社 (1999.8) | 日経ビジネス人文庫 (2002.5) | |
ゴルフの処方箋 | — | 幻冬舎文庫 (1999.11) | |
ゴルフの風に吹かれて | 新潮社 (2000.11) | ちくま文庫 (2013.4) | |
ゴルフがある幸せ。 | 日本経済新聞社 (2004.2) | 日経ビジネス人文庫 (2015.1) | |
昭和天皇のパター | 日本経済新聞社 (2004.9) | 日経ビジネス人文庫 (2015.2) | |
わが心のホームコース 夏坂健セレクション I | ゴルフダイジェスト社 (2007.5) | — | ゴルフの虫がまた騒ぐ |
スコアは天使の匙加減 夏坂健セレクション II | ゴルフダイジェスト社 (2007.5) | — | ゴルファーを笑え! |
痛ッ!ゴルフ虫に嚙まれたゾ 夏坂健セレクション III | ゴルフダイジェスト社 (2007.7) | — | ゴルファーを笑え! 地球ゴルフ俱楽部 |
ゴルファーは眠れない 夏坂健セレクション IV | ゴルフダイジェスト社 (2007.11) | — | 地球ゴルフ俱楽部 フォアー! |
おんぼろキャディ、見参! 夏坂健セレクション V | ゴルフダイジェスト社 (2007.11) | — | フォアー! 微笑みゴルフ |
ダッファー博士の高笑い 夏坂健セレクション VI | ゴルフダイジェスト社 (2008.2) | — | 微笑みゴルフ ゴルフへの恋文 |
誇り高きダブルボギー | ゴルフダイジェスト社 (2018.1) | — | セレクションから 36篇を編集 |
ゴルフの虫がまた騒ぐ アタマはゴルフのことばかり
▪ ゴルファーの、おいしい食べ方
▪「沈黙のゲーム」の主人公たち
▪ いかにプロを叩きのめすか
▪ 塀の中の懲りないゴルファー
▪ コルセットを取って、ガードル脱いで
▪ ラパン選手、ただいま参上!
▪ アルフィに万時まかせなさい
▪ 六十八歳の倶楽部チャンピオン
▪ 魔術師たちの華麗なる狂演
▪ 麗しきハリーの選択
▪ ゴルフで得たものは、ゴルフに返せ
▪ 幻の、シカゴ暗黒街カントリークラブ
▪ シングル・ママの、自慢の息子
▪ ロストボールは、天使の取り分
▪ いかさま師(フロッグマン)、グリーンに現わる
▪ おかしなおかしな、ヨーロッパのゴルフ
▪ 我らが煌きのボビー・ジョーンズ
▪「根室ゴルフクラブ」に、ようこそ!
▪ 郵便局員のささやかな夢
▪ ハンディキャップを返上した勇者たち
▪ 15本目の、秘密のクラブ
▪ オスの「かたつむり」が行く
▪ ゴルフ・シネマ・パラダイス
▪ ハスケルさんからの贈り物
▪ かくも長き、友情の日々
▪ ダーウィンの「ゴルフ進化論」
▪ 上手な言い訳もゴルフのうち
▪ 浪速の職人、スコットランドの達人
▪ 4万3000回に一発の快感
▪ ゴルフ狂の歌が流れる
▪ 世界記録「29アンダー」の秘密
▪「黄金の5年」とヤング・トム・モリス
▪ ワッグル「22回」の言い分
▪「ゴルフの三巨人」が吼える
▪ハリー・バートンの末裔
▪一夜にして「飛ばし屋」になった男
▪元旦の朝、スコットランドを走る
▪ 地球一周したって、へこたれない足
▪ 阿寒湖畔の、不思議な現象
▪ わが心のホームコース
▪ あるゴルファーの卒業式
ゴルファーを笑え!
▪ アップルツリー・ギャングたち アメリカン・ゴルフ事始
▪ ゴルフはオリンピックの大先輩
▪ ”ゴルフ伝道師”アルビヌス将軍と古代ローマ「パガニカ」
▪ 一千年前のゴルファーたち
▪ キャディの起源
▪ スキップ・ダニエルズの幸福な生涯
▪ 月光の下のレッスン
▪ マイケル・ポナラックの叱責
▪ 勇敢なるアマチュアの伝説
▪ ママさんゴルファー「マージ」の栄光
▪ ルールの精神について
▪ 40年目のマッチプレー
▪ オランダのゴルフを救った男
▪ 捕虜収容所の全英オープン
▪ ギャラリーの沈黙
▪ 一寸先は闇だから ジーン・サラゼンのジンクス
▪ 何で勝っても勝ちは勝ち?
▪ 「マクスミス」の悲劇 ギャラリーに敗れた男
▪ 史上最悪のチャンピオンシップ
▪ 口は災いのもと トム・ワトソンの「うっかり」
▪ スロープレーには、死を! ワンラウンド6時間かけた男
▪ チャーチルを”狙撃”した男 「マッチプレーの鬼」ウィルフィ
▪ ボビー・ジョーンズの135日間
▪ 絢爛たる「ボブのクラス会」に、ようこそ!
▪ 偏屈な天才、ベン・ホーガンに関するエピソード
▪ 王様は急がない 「ゲームの達人」ウォルター・ヘーゲン
▪ 144ホールの二人三脚 名キャディ”スモーキー”の独白
▪ シルバーフォックスの伝説
▪ 二十一世紀の優勝スコア
▪ 「黄金熊」の終わりなき戦い
▪ 失踪した天才 ”アルコール依存症”ジェリー・トラバース
▪ 予告されたスコア ”心臓を二つ持つ男”ジョン・エイザー
▪ 賭けゴルフの鬼才 ”手配書の男”タイタニック・トムソン
▪ テニス上手はゴルフ上手? ”二冠の女王”ロッティ・ドッド
▪ 戦場で素振りした男 ”偉大なるはにかみ屋”ジョン・ボール
▪ 史上初の「70台」 ”スコットランドの貴公子”フレディ・テイト
▪ アンダーパーの天使たち ”英才教育家”ブライアン・ノックス
▪ ワンホール・マッチの天才 ”眠れる獅子”ジョー・イーザー
▪ サラゼンを超えた女 ”幻の全英チャンピオン”ザハリアス夫人
▪ ホームズも迷宮入り コナン・ドイルのゴルフ三昧
▪ シングルだった?シェークスピア
▪ シェークスピアが作った世界初の「クラブ」
▪ 華麗なる三角関係 フィッツジェラルドとボビー・ジョーンズ
▪ OBに泣く者を笑え!
▪ スコアは天使の匙加減
▪ 悪魔に取り憑かれたゴルファー
▪ 北極圏のゴルフコース
▪ 大西洋上のトーナメント
▪ 「サイプレスポイント」16番ホールの恐怖
▪ イタリア人のゴルフ観戦法
▪ 女性の更衣室とゴルフ理論の関係
▪ 「日本のゴルフの父」アーサー・グルームの肖像
▪ ゴルフ・イン・ジャパン H・E・ドーントの予言
地球ゴルフ倶楽部
▪ 19世紀のナイター・ゴルフ
▪「覆面の騎士」、見参!
▪ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
▪ 面の皮ほど厚からず
▪ キャディバッグの言い分
▪ 足蹴にできない話
▪「不適当」の系譜
▪ 歴史を100年、書き替える出来事
▪ ゴルフ狂、夜明けに笑う
▪ ゴルフの英才教育、ここに始まる
▪ パインバレー・ノート
▪ 飛んで、跳んで、翔んで
▪ 幻のカントリークラブ顛末記
▪ 孤剣の鎮魂歌
▪ 「ジギル博士とハイド氏」は、「宝島」でゴルフをしたのか?
▪ アンドレーの孤独なる戦い
▪ ゴルフにおける「天敵」の研究
▪ 自惚れは、スプーン1杯ほどに
▪ バンカーの中に75年
▪ 編集長は、全英チャンピオン殿
▪ ドジ踏んじゃった!
▪ 亡霊、フェアウェイに舞う
▪ ペブルビーチの虜
▪ 痛ッ!ゴルフ虫に嚙まれたゾ
▪ 愛はバーディより強し
▪ ロミオとジュリエット、睨み合う
▪ 酔えない美酒
▪ ゴルフクラブで、「フィッシュ・オン!」
▪ スコアを崩す三つのタイプ
▪ ロバが駿馬に変わるとき
▪ サンモリッツの奇跡
▪「浮気者は、パットが下手でござる」
▪ ゴルファーの親友は、丸顔
▪ スリーパットの処方箋
▪ 光陰矢の如し、早くミスせよ!
▪ ハンディ、「プラス10」の男
▪ 名人のアキレス腱
▪ 頑固者の、しのび笑い
▪ 正しいボギーの打ち方
▪ 朝から晩まで、睨めっこ
▪ 白鳥は悲しからずや
▪ 見て盗み、真似るのが極意
▪ スコアメークの方程式
▪ キャディ、嵐に花を摘む
▪ いざ、底抜けのゴルフ天国へ
▪ さあ、マンデーと一緒に!
▪ ゴルフは、端麗に戯れてこそ
▪ 命ある限りの愉しみ
▪ 聖者が町にやってくる!
▪ 王様の耳は……?
▪ 砂時計を反転させて
▪ あまりに愛しすぎて
▪ 喜びの日々、泡沫の夢
▪ いまわの際の愛しきゴルフ
▪ ボーイズ・ビー・アンビシャス
▪ サミュエル・ライダー氏の誤算
▪ 神よ、わたしの幸運を彼に!
【解説】高橋三千綱
ダブルボギーが常識に候 だからゴルフはやめられない part3
▪ 神戸ゴルフ倶楽部 ゲスト・児玉清氏
▪ 小金井カントリークラブ ゲスト・中野雄氏
▪ 広野ゴルフ倶楽部 ゲスト・永楽紘一氏
▪ 川奈ホテル/大島コース ゲスト・松永龍氏
▪ 仙石ゴルフコース ゲスト・大隈和子氏
▪ 北海道カントリークラブ/大沼コース ゲスト・犬丸二郎氏
▪ 鳴尾ゴルフ倶楽部 ゲスト・島田清隆氏
▪ ゴルフを以って人を観ん
▪ 作家たちのOB
▪ 妖精は、儚くも
▪ 男は凛々しくあれ
▪ 無人島で「フォアーッ!」
▪ 「静かなる男」の生涯
▪ 「ドナルド・ロス」の物語
▪ 「ダブルボギーが常識に候」
▪ 針の穴をねらった少女
▪ たちまちシングルになる法
▪ 「ご内密事件」顛末記
▪ 「グッドバイ」という名のホール
▪ われらの掟、「第1条」
▪ 天からの贈り物
▪ 2番目の男の運命
▪ 4人合わせて200勝! 伝説の名手会に会う
▪ ゴルフにおける”4番打者”の研究
▪ 100人の”先生”を捨てた喜劇王
▪ 「いっぺん決めたら、くよくよするな」
▪ 頑張りすぎがミスの原因
▪ 癇癪を起すのもまたゴルフ
▪ パット上手は、知能指数が高い
▪ 3パットは、知性で克服できる
▪ スコアを崩す前夜の夫婦げんか
▪ 100を切るなんて簡単な話
▪ 「勝負の世界」の生き証人
▪ 驚異のベストセラー『リトル・レッド・ブック』&『グリーン・ブック』
▪ 当世レンジ利用者に物申す
▪ 練習場に巣くう「悪魔」の正体
▪ おシャレに戯れてこそ
▪ 災難こそゴルファーの栄養剤
▪ 楽観が「腕」を救う
▪ 好不調の波はなぜ起こる
▪ ボールを打つマシンになれ
▪ ミスショットを楽しむほどに思いきれ
▪ 歩き方も技のひとつ
▪ 敵を動揺させるテクニック
▪ プレーのリズムは伝染する
▪ バンカーショットで試される男の器量
▪ 怒りは最大の敵なり
▪ 強風はプレーヤーの欠点を教える最良の教師
▪ プレー中の腕自慢は嫌われる
▪ 完璧は退屈すぎる
▪ 結果を気にせず、プレーを続けスコア「59」の大記録
▪ ミスに神経質な完全主義者の結末
▪ 連続して起こるダブりに特効薬はあるか
▪ コースがゴルファーをつくる
▪ 人格が丸裸にされるゴルフの怖さ
▪ トーナメント最終日に起こるドンデン返し
フォアー!ゴルフ狂騒曲
▪ 富士山をホールアウトした男たち
▪ 空中戦ゴルフ
▪ 野を越え山越え、1087打!
▪ 打ちてし止まん
▪ ゴルフの諷詠詩人たち
▪ 1本の古いテープの中身
▪「良き敗者」とは難題な!
▪ ゴルファーは眠れない
▪ 顕微鏡の中の宇宙
▪ 厚化粧のカラスたち
▪ 40分間のチャンピオンの座
▪ オーガスタの大統領
▪ 問題の親がいるだけ
▪ ハービー・ペニックの素敵な世界
▪ ターンベリーの悲しい出来事
▪ 謎の天才、「モンターギュ」
▪ アマチュアの眼力、恐るべし
▪ 人生は、山紫水明、花盛り
▪ パーマーの後ろ姿
▪ アフリカからの応援団
▪ トム・モリスに訊く
▪ 男と女のデス・マッチ
▪ 世界の二大決闘、顛末記
▪ 開闢以来の大事件
▪ 世にも滑稽な賭けゴルフ
▪「ガッタパーチャ」が死んだ日
▪ 西暦1428年の「ゴルフ場殺人事件」
▪「貴婦人のゲップ」とは、おぞましや!
▪「包装紙事件」の教訓
▪ 賭けゴルフの相場
▪ 苦い戦争
▪ 乙女の肌に悪魔の爪跡
▪ 鳥の鳴き声、ご存知ないか
▪ ローランド氏の言い分
▪ 海底に眠る「幻のコース」
▪ 麗しき人情の時代の「ジ・オープン」
▪ エスペラントの歓びと名誉
▪ 下劣なパー、誇り高きダブルボギー
▪「ナショナル・ゴルフデー」の発端
▪ 望郷のバラード
▪ ドゥ・ユア・ベスト
▪ 私のドクターは宇宙飛行士
▪ 夜空に輝け、「丸いバンカー」
▪ パリ発、南仏ゴルフの旅
▪ デンマークからの手紙
【解説】黒鉄ヒロシ『夏坂・師』
王者のゴルフ 知的シングルのすすめ
▪ ゴルフの中味は「苦い丸薬」
▪「スコアの亡者」の行進曲
▪ 近代ゴルフ、「3巨人」の横顔
▪「本物のメンバー」と「ニセ者のメンバー」
▪ 完璧な「レッスン書」を求めて
▪ 和製ゴルフ用語を嗤え!
▪ 偉大なるアマチュアの記録
▪ ゴルフ上達の秘訣、教えます
▪ トム・モリス翁、秘伝の「クラブ選び」
▪「丸顔の親友」の履歴書
▪ ウェアの「常識」と「非常識」
▪ ホールインワンの「礼儀」と「作法」
▪ 優雅なる絶叫、女たちのゴルフ戦争
▪ イヴのいない楽園
▪ アマゾネスたちの咆哮
▪ コースに吹く哀愁の風
▪ 笑いの「ゴルフ学」
▪ あなたの味方、「キャディの物語」
▪ ショットより大切な「インナーゲーム」
▪ ゴルフの「発明家」列伝
▪ ゴルフの歴史は「珍プレー」の歴史
▪ 予期せぬ出来事
▪「本物」のコースの見分け方
▪「パーフェクト・ゴルファー」への道
微笑ゴルフ ゲームの処方箋
▪ 裏版メキシカン・オープン
▪ ダッファー博士の高笑い
▪ 聖球のひと睨み
▪ 死海に消えた地獄のコース
▪ 貴族の微笑み
▪ あとの後悔、悔やむに似たり
▪ 戦争とゴルフの関係
▪ シーッ!お静かに
▪ おんぼろキャディ、見参!
▪ 7番ウッドの責任
▪ ゴルファーの条件
▪ ゴルフ解体新書
▪ 摩天楼のゴルフ事情
▪ どうぞ、おかまいなく
▪ アマチュアリズム!
▪ 壮大なる旅路へ
▪ 一ファンからの伝言
▪ ビギン・ザ・ビギン
▪ 日は静かに流れ
▪ 13番ホールの出来事
▪ 達人の住む家
▪ 小さな橋の物語
▪ もう1人のゴルファー
▪ 9000日の光芒
▪「白い鮫」の悲憤白書
▪ ラリーさんの回転木馬
▪ キャシー・ウィットワースに学ぶ
▪「這球・掘球・右曲球」の旅
▪ エディンバラの贈り物
▪ 天国に一番近いコース
▪ アンダルシア狂騒曲
▪「ゴルフの虫」たちの素顔
▪ 一瞬の煌めき
▪ 犬と歩いた「ロイヤル香港」
騎士たちの一番ホール 不滅のゴルフ名言集
▪ 1ホールの中に、人生のすべてがある。ラジャード・キップリング
▪ ゴルフは人生第二の伴侶。ウィリアム・シンクレア
▪ 尽きることのない知的興奮、爽快な散歩。ゴルフが人間の発明した「究極のゲーム」であること、疑いようもない。ホレス・ハッチンソン
▪ ゴルフを思うほど、人生を思う。いや、人生を思うほど、私はゴルフを思う。ヘンリー・ロングハースト
▪ ゴルフでは、得意の絶頂から奈落の底に転落するなど、珍しくもない。まさに人生そのものだね。トム・モリス・シニア
▪ 思うに、この偉大なるゲームを広めた初期のゴルファーたちは、勇猛果敢な船乗りだったに違いない。ロバート・ハンター
▪ いかなる困難に遭遇しようとも、勇気、力、英知、冷静、機敏によって、真のゴルファーたる者、絶対にひるまない。ハリー・バートン
▪ アンジュレーションこそ、ゴルフの生命(いのち)。最も誇るべき特質である。H・N・ウェザレッド
▪ このゲームは海と陸の接点から始まった。ゆえに、「水と砂」はゴルフの道連れ、むしろ歓迎すべき話である。ドナルド・ロス
▪ リンクスは「野性的」すぎて性に合わないと言う人がいる。ギリシャ神話の時代から、臆病者は言い訳がうまい。ジョン・ヘンリー・テイラー
▪ 優柔不断な人物ほどプレーが遅い。卑怯な人間ほど言い訳がうまい。ゴルフを単なる遊びと考える教養のない人間ほど、平気でスコアをごまかす。サー・ロバート・フリントン
▪ ゴルフは明快に人物の素顔を教えてくれる。肩書に惑わされてはならない。サー・ウォルター・シンプソン
▪ 人の失敗を笑う奴と、プレーの遅い奴。この手の人間とは二度と一緒にプレーしたくない。ウィリー・パーク・シニア
▪ 愚者はまぐれ当たりを自慢し、賢者はミスショットから多くを学ぶ。スコットランドの俚言
▪ 怒りはゴルフ最大の敵である。ノーマン・フォン・ニーダ
▪ まさにゴルフはゲームのエスペラントだ。ロード・ブラバズン・オブ・タラ
▪ 大勢の間男と乳繰り合う淫蕩な人妻よりも、ゴルフのスウィングはさらに性悪!ジョン・アップダイク
▪ 殺人鬼ピーター・マクレインも、実に熱心なゴルファーだった。コースに棲息する生き物について、もう一度点検する必要がありそうだ。ウィルマー・デイビス
▪ ゴルフに汚名返上のチャンスはない。その理由は、もう二度と誘ってもらえないからだ。ジョー・ダンカン
▪ ゴルフには「わかった!」と叫びたい一瞬がある。たちまち元の世界に戻ろうとも、不感症の人より幸せだ。P・G・ウッドハウス
▪ ゴルフを単なる娯楽と考えるならば、ついに永遠の謎が残るだろう。ジョン・ヘンリー・テイラー
▪ 人生の最後に、いくらの財産を得たかではない。何人のゴルフ仲間を得たかである。ボビー・ジョーンズ
▪ セントアンドリュースのオールドコースも、知性なき者にはただの原っぱにすぎない。アリスター・マッケンジー
▪ ゴルファーとは、打つ前に自分のハンディの数だけモノを考える「不思議な生き物」である。テッド・レイ
▪ ゴルフは残酷なゲーム、人の内面を容赦なく暴き立てる。バート・セイモア
▪ ゴルフでは、良き敗者が常に尊敬される。トミー・アーマー
▪ ハンディ30の人は、ゴルフをおろそかにする。ハンディ20の人は、家庭をおろそかにする。ハンディ10の人は、仕事をおろそかにする。ハンディ5以下の人は、すべてをおろそかにする。デイビッド・ロイド・ジョージ
▪ 自分の不運ばかり嘆き、相手の幸運をねたむなど最低だ。結局のところ、運は常に平等である。フランシス・ウィメット
▪ コースでドジを踏む奴は、何をやらせてもヘマをする。マーク・トウェイン
▪ コースでは、キャディだけが唯一の味方。単にバッグの運搬人ではない。フィリップ・モンクリーフ
▪ 殴られて言うことを聞く者はいない。たまにはボールの身になってごらん。ハービー・ペニック
▪ 勝敗より、いかにプレーされたか、ゴルフでは内容が問題だ。ジョン・ロウ
▪ 時間にルーズな人間に告ぐ。「ゴルフに近づいてはいけない!」ゲーリー・プレーヤー
▪ スコットランド人にはシングルモルト、ロシア人にはウォッカ、ゴルファーにはルール。ロード・ブラバズン・オブ・タラ
▪ ゴルフに限って、規則は自由を拘束するものではない。ルールとは、プレーのための「福音書」と考えるべきである。バーナード・ダーウィン
▪ 死ぬまで「欲」はまとわりつくが、練習することによって「不安」は即座に解決される。バイロン・ネルソン
▪ スコアと名誉は両立しない。さて、どちらを選ぶか人生の分岐点だ。パット・ワード・トーマス
▪ 不安と緊張が、このゲームを限りなく愉快にしてくれる。トム・シンプスン
▪ まずゴルフを楽しみなさい。思い切りクラブを振るのです。たとえまぐれ当りでも、それで1日が幸せになれます。ジョイス・ウェザレッド
▪ 大空、雲、美しいアンジュレーションと白いバンカー。スコアカードから顔を上げて、本物のゴルフを楽しみなさい。ハロルド・ヒルトン
▪ 冷淡な人間はゴルフを好まない。微かなる狂気の持ち主こそ、ゴルファーと呼ぶにふさわしい人種である。レスリー・バルフォア
▪ 多くの人が、練習場ではライオン、コースに出ると臆病者のニワトリになる。トーマス・サイモン
▪ ゴルフ史に残る名人たちは、誰もレッスン書など読まなかった。私たちは、この事実に気づくべきである。ダイアン・ウィルソン
▪ ゴルフは紳士のゲーム、「同伴競技者」を言い訳のタネに使ってはならない。ウィリー・オークタローニー
▪ ゴルフでは、唯一パッティングだけにメソッド(順序立った方法)が存在しない。好きに構えて好きに打ちなさい。ボビー・ロック
▪ パッティングだけは、一生取り組んでも上達の保証がない。ラリー・ド・サンシュヴェール
▪ もし上達がお望みならば、1メートルのパットばかり練習しなさい。アーネスト・ジョーンズ
▪ 毎日でもいい、違和感がなくなるまでパターを握れ。これ以外、上達に道なし。ケリー・ミドルコフ
▪ パットと政治は酷似する。どちらも想像力と決断力の勝負だが、いずれにせよ、うまくいった試しがない。ウィンストン・チャーチル
▪ ゴルフでは小技がすべて。まず50ヤード以内のアプローチから始めよ。ロバート・ディクソン
▪ クラブがインパクトゾーンにあるあいだ、顔の左側面が動かなければ選手になれる。ベン・ホーガン
▪ 風雨の激しい日、あらかじめ、私は5打ほど余分に打つ覚悟を決める。ウォルター・へーゲン
▪ カップに打つのではない。カップの1ヤード先に打つのだ。これで急速に上達するだろう。サンディ・ハード
▪ あらかじめ、私は目標スコアを決めてスタートする。それで勝てばよし、負けても納得がいく。グレッグ・ノーマン
▪ 間違った方向に打たれたボールは、どこまでも飛ぶ。『ボギーの法則』より
▪ ゴルフの薬には、必ず副作用が伴う。ハービー・ペニック
▪「最終ホールのカップが鳴るまで、ゴルフでは何が起こるかわからない」スコットランドの諺
▪「プロの物真似屋」で終るなかれ。諸君には諸君だけのゴルフがあるはずだ。デイブ・ヒル
▪ 私の亡きあと、相変わらず皆がゴルフに打ち興じるのかと思うと、死んでも死にきれない。ベンジャミン・ミルズ
されどゴルフ
▪ 我らが煌きのボビー・ジョーンズ
▪ いかにプロを叩きのめすか
▪ 和製ゴルフ用語の洪水だ!
▪ 世界記録「29アンダー」の秘密
▪ シングル・ママの、自慢の息子
▪ 塀の中の懲りないゴルファー
▪ ライは、嘘をつかない
▪ ラパン選手、ただいま参上!
▪ アルフィに、まかせなさい
▪ 68歳の倶楽部チャンピオン
▪ 魔術師たちの華麗なる狂演
▪ 麗しきハリーの選択
▪ ゴルフで得たものは、ゴルフに返せ
▪ 幻の、シカゴ暗黒街カントリークラブ
▪ ロストボールは、天使の取り分
▪ いかさま師(フロッグマン)、グリーンに現わる
▪ 季節はずれの熱帯魚たち
▪ コンペの前の「悪魔払い」
▪ ジョン・ウェインは、なぜボールを打たなかったか
▪ おかしなおかしな、ヨーロッパのゴルフ
▪「根室ゴルフクラブ」に、ようこそ!
▪ フェルナンデスの憂鬱
▪ 郵便局員のささやかな夢
▪ ハンディキャップを返上した勇者たち
▪ エジプトから来た「静かなる男」
▪ 15本目の、秘密のクラブ
▪ オスの「かたつむり」が行く
▪ 地球一周したって、へこたれない足
▪「政治的スライス」の直し方
▪ ゴルフ・シネマ・パラダイス
▪ ハスケルさんからの贈り物
▪ ダーウィンの「ゴルフ進化論」
▪ 上手な言い訳もゴルフのうち
▪ 背後からひたひたと、スランプの足音
▪ 浪速の職人、スコットランドの達人
▪ コルセットを取って、ガードル脱いで
▪ 4万3000回に一発の快感
▪ ゴルフ狂の歌が流れる
▪ 阿寒湖畔の、不思議な現象
▪ ゴルファーの、おいしい食べ方
▪ われらゴルファー、みな兄弟
▪「黄金の5年」とヤング・トム・モリス
▪ ワッグル「22回」の言い分
▪「ゴルフの三巨人」が吼える
▪ ハリー・バートンの末裔
▪ 一夜にして「飛ばし屋」になった男
▪ 元旦の朝、スコットランドを走る
▪ わが心のホームコース
▪ かくも長き、友情の日々
▪ あるゴルファーの卒業式
ゴルフへの恋文
▪「ダービ」のコース
▪ 一世紀前のロストボール
▪ ガントンの木
▪ 聖杯伝説
▪ マニアの垂涎
▪ 快挙の由来
▪ 遥かなるロイヤル・リザム
▪ 復讐の鼻歌
▪ 父と息子のいる風景(セレクションシリーズには未収録)
▪「ぼく、ベン・ホーガンに会ったよ!」(セレクションシリーズには未収録)
▪ 名キャディの物語(セレクションシリーズには未収録)
▪「棒振り悪魔」の甘い囁き
▪ コースに吹く風邪
▪ 人の不幸は蜜の味
▪ 1番ティで「チュッ!」
▪ 風変わりな解説者たち
▪「業」に焼かれて
▪ 悪魔の口笛
▪ チェコの芝守り譚(セレクションシリーズには未収録)
▪「ダフリ侯爵」滑稽譚(セレクションシリーズには未収録)
▪ ゴルフの手品師(セレクションシリーズには未収録)
▪ 不思議なスコアの物語(セレクションシリーズには未収録)
▪ うしろに打つ勇気
▪ 汚れなきスコア
▪ 綺麗なゴルフ、汚いゴルフ
▪ ギャングと球聖
▪ ハスラーたちの昼下がり
▪ サングラスの傍観者
▪ 春風の逆襲(セレクションシリーズには未収録)
▪ セントアンドリュースの聖人(セレクションシリーズには未収録)
▪ 幸せの歌声(セレクションシリーズには未収録)
▪ 幻に終わった約束(セレクションシリーズには未収録)
▪ ポッターハウスの「ゴルフ百科」譚(セレクションシリーズには未収録)
▪ ゴルフへの恋文
▪ 強く貧しく美しく
▪ コンペに栄光あれ!
▪「地球ゴルフ倶楽部」の人間燦々
▪ 偏狭なるハザード
▪「扁桃腺」が笑った!
ナイス・ボギー
▪ パット・イズ・マナー
▪ 初めて見た「狂気のゲーム」
▪ 神様、お戯れはやめて!
▪ 先住民の逆襲ですよ!
▪ 毒蛇の権利
▪ ゴルフの「イソップ物語」
▪ 空の上から「フォアーッ」
▪ さわっちゃ駄目よ!
▪ マナーが死んだ日
▪ 名画につけられたシミ
▪ ニッポン賭けゴルフ連盟
▪ イヤな奴!
▪ 詩人の愉しみ
▪ 老キャディの温情
▪ 親友たちの午後
▪ 不屈の美学(ダンディズム)
▪ 変態のすすめ
▪「最古のゴルフ書」現わる
▪ 水に流せない事件
▪ 男が見た女性ゴルファー
▪ 女性からの反撃
▪ 美人ゴルファーの決断
▪ 崇高なる慕情
▪ ゴルフ狂の晩餐会
▪「眺めのいい部屋」より
▪ われ、「幻のコース」を見たり!
▪ 南の島の「プチ・マスターズ」
▪ 砂丘に棲む仙人
▪ バードン・グリップの真贋
▪ 誰か「ローランド」を知らないか?
▪ ゴルフ界の不思議な輪廻
▪ 文豪ヘミングウェイの困惑
▪ 褐色の墓標
▪ 虎の伝説
▪ ボタンの掛け違い
▪ プロ製造、承ります
▪ 早打ちにて早漏!
▪「スウィング」の名言
▪ 報道されない大チョンボ
▪ コメントで綴る「全英オープン」
▪ ゴルフへの恋文
▪「マスターズ」の天国と地獄
▪「全米オープン」の深いラフ
▪ ライオンと「金メダル」
▪ ヒトラーの大ダブリ
▪ ある表彰式の出来事
▪ ハンディ「15」の奇蹟
▪ マギーへの贈り物
▪「一千八百九十兆分の一」の確立!
ゴルフを以って人を観ん 緑のお遍路さんたち
▪ 世界のラフを渡り歩いて ー 東宮大夫 古川清さん
▪ ゲームは高貴に戯れてこそ ー 琉球王朝の末裔 尚 厚さん
▪ 洒脱な二枚目は、「マナーの貴公子」 ー 俳優 児玉清さん
▪ ゴルフ騎士道とは何か ー 編集者 石川次郎さん
▪ 人生の基本はマナーに始まる ー ジュニア・チャンピオン 塩田亜飛美さん
▪ 人事異動はゴルフで決める ー 旭川信用金庫理事長 松田忠男さん
▪ ゴルフも商売も神髄は「真心」 ー 「福さ屋」社長 佐々木吉男さん
▪ 最悪からの逆発想 ー 競馬騎手 武豊さん
▪ 医者よりも、薬よりも効くゴルフ ー アイヌ彫刻家 床ヌブリさん
▪ 第1条にマナーありき ー メルローズGC支配人 ジム・サラセンジャーさん
▪ 欲と不安と恍惚と ー 指揮者 小林研一郎さん
▪ ゴルフの味も、豪放にして繊細 ー 中華の鉄人 陳健一さん
▪ ゴルフは呼吸のゲーム ー インター・グループ社長 小谷泰造さん
▪ ゴルフは立ち合いの呼吸で ー 日本相撲協会元理事 境川尚さん
▪ 1番ホールの「緊張研究家」 ー ゴルフジャーナリスト ジム・ドッドソンさん
▪「ミスター59」と呼ばれた男 ー プロゴルファー 入江勉さん
▪ 南半球の「ルールの神様」 ー 元雑誌編集長 アレン・ウィルソンさん
▪ ゴルフ界の至宝、四人で250勝 ー 仏ゴルフ史の伝説の四女性
▪ 歴史的ゲームの目撃者 ー 昭和天皇のキャディ役 高木秀寛さん
▪ 嫌われる客「ワースト5」 ー キャディ 下間艶子さん
▪ トッププロになる方法、教えます ー ニック・ファルドの育ての親「牧師のジム」さん
▪ 世界一美しいキャディ ー モデル クローディア・トウベルマンさん
▪ ポートマーノックの名物男 ー ダブリンの名物キャディ トム・ヒックスさん
▪ ゴルフは人生、第二の伴侶 ー 陶芸家 永楽善五郎さん
▪「夫婦ゴルフ」の理想郷 ー メルシャン社長 鈴木忠雄さん
▪ ゴルフが私の恋人 ー スコットランドの女船長 ジル・ウォードさん
▪ ゴルフ界のレオナルド・ダ・ビンチ ー 日本画家 加山又造さん
▪ 飛ぶボールとコースの関係 ー 米ゴルフ論壇の長老 マーシャル・ルイスさん
▪「西本願寺カントリー倶楽部」へ、ようこそ ー 西本願寺前門主 大谷光照さん
▪ ああ、愛しき芝よ! ー グリーンキーパー 池端通人さん
▪ 桂林にて高爾夫球と戯れる ー 画家 村上豊さん
▪ 名設計家「井上誠一」に魅せられて ー 写真家 山田兼道さん
▪ 伝統守って大いにダフる ー 歌舞伎役者 尾上菊五郎さん
ゴルフの神様
▪ 素晴らしい目覚め
▪ 陸海名将の名勝負
▪ 十九年ぶりのフェアウェイ
▪ 罵り合うも友情
▪ ある晴れた日に
▪ 濡れネズミの勇者たち
▪ 拝啓 ドヌーヴ様
▪「三百六十一歳」の青春
▪ 先輩からの贈り物
▪ 九州の達人
▪ ダンカンズビー岬にて
▪「いい加減ゴルフ」の始祖
▪ 手探りの快感
▪「双頭の鷲」大いに語る
▪ 風よ、空よ、草原よ
▪「尺取り虫」掃討作戦
▪ ある大数学者のゴルフ哲学
▪ 疾風の如し
▪ 愛しき悪女
▪「サド侯爵」の言い分
▪「厄介な球技にて候」
▪「川奈コース」閉鎖事件
▪ たったひとりの戦争
▪ 鉄人伝説
▪「笑い熊」の生涯
▪ 赤星六郎が燃えている!
▪ 紳士は春風の如く
▪ 日本にもいた「四冠王」
▪ 意外な再開
▪ 天才少年の「アイスショット!」
▪ おもろい夫婦
▪ 六甲のトメさん
▪ 黒頭巾の怪人
▪ 不滅の愛
▪ 地上最高のコース
▪「グレンイーグルズ」への手紙
▪ ロイヤル・トルーンの光芒
▪ いざ、聖地へ
▪ 麗しき師弟
▪ アリソンの苦笑
▪ ここに勇者あり
▪ ハンディが何でぃ!
▪ 芝の上のコソ泥
▪ たとえ旗が千切れても
▪ ちょっと待て!
▪ 辺境の勇者
▪ 地勢は静謐に宿る
▪ 大空の彼方へ
▪ 嘘のようなスコア
▪ 秘宝の山
▪ そこに悲劇の王妃がいた
▪ 川の流れのように
ゴルフの達人
▪ ケチなやつほどバンカーが下手!(スコットランドの諺)
▪ 間違った方向に打たれたボールは、どこまでも飛ぶ。(ヘンリー・ビアード)
▪ ルールが存在しなければ、ゴルフは殴り合いのゲームになる。(ジョセフ・ダイ)
▪ ゴルフはすぐには上達しないが、いつ始めても遅すぎることはない。(ダグ・サンダース)
▪ トップには希望もあるが、ダフリはゴルフにおける自殺的行為だ。(ジェリー・トラバース)
▪ ボールに集中しろ。スコアは、あとからついてくる。(ジーン・サラセン)
▪ 世界中のラフは、ロングヒッターで溢れている。(ハリー・バードン)
▪ 肩から力が抜けて、ようやくゴルフも人生も一人前。(グレナ・コレット)
▪ 飛距離は持って生まれたもの。無駄な抵抗はやめよ。(宮本留吉)
▪ グリーンエッジとバンカーの両方にボールがあった場合、自分のボールは絶対にバンカーの中!(アーノルド・パーマー)
▪ 未熟なゴルファーほど、自分のスイングについて語りたがる。(戸田藤一郎)
▪ 打つ前にミスを考えると、設計図通りのミスになる。(ミッキー・ライト)
▪ ゴルフでは、良い人柄と、良いスイングしか役に立たない。(ジャック・ニクラウス)
▪ 西も東も、コースはプロのコピーで満員だ。(マイケル・ボナラック)
▪ 最後のパットが決まるまで、何が起きても不思議はない。(ゲーリー・プレイヤー)
▪ 究極のゴルフは、マッチプレーにしか宿らない。(フレディ・ケイト)
▪ 怒った瞬間、ゴルフは壊れる。(トミー・ボルト)
▪ ショット自慢は嫌われる。ルール通は尊敬される。(バーナード・ダーウィン)
▪ ジュニア選手の最大の敵は、強欲な親たちである。(ハリー・マーカス)
▪ さっさと歩け。さもないと、杖ついた老婆に追い越されるぞ!(バート・モール)
▪ ゴルフとは、芝の上のSMプレーに似たり。(チチ・ロドリゲス)
▪ 自立心に欠けた人間は、ゴルフでも進歩が見られない。(チック・エバンズ)
▪ ゴルフの女神は、冗談好きで意地悪。(マーク・ヘイズ)
▪ レッスン書が増えるたび、窒息するゴルファーも増える。(ボブ・マーチン)
▪ すべてのコースの母型は、ロイヤル・ノースドックに宿る。(ロス・マクドナルド)
▪ いつか、「ゴルフのうまいお婆ちゃん」と呼ばれたい。(グレナ・コレット)
▪ 悩む時間がもったいない。打ち続けると答えが見える。(中村寅吉)
▪ ゴルフコースは女性と同じ。扱いを間違えるとひどい目に遭う。(トミー・アーマー)
▪ まず打って、それから悩みなさい。(パティ・バーグ)
▪ 不安と緊張こそ、最高の調味料である。(ベン・ホーガン)
▪ OBとロストは、「天使の取り分」と承知せよ。(リー・トレビノ)
▪ 良いゴルファーのポケットには「謙虚」の二文字が隠されている。(ホートン・スミス)
▪ ゴルフで恐ろしいものは三つ。落雷とベン・ホーガンと下りのパット。(サム・スニード)
▪ ゴルフと賭け事、この二つだけは絶対に人間性が隠せない。(スコットランドの諺)
▪ 卑しきシングルより、正直なダッファーたれ。(ボビー・ジョーンズ)
▪ ゴルフってやつは、せっかくの散歩を台無しにしてくれる。(マーク・トウェイン)
▪ 人生に必要不可欠なものが三つ、それは食事と睡眠とゴルフ。(アーサー・バルフォア)
▪ 危篤と軽症の差はあるが、ゴルフをやる者みんなビョーキ。(チチ・ロドリゲス)
▪ グリーン上だけが、この世で唯一の男女平等の楽園。(セシル・リーチ)
▪ 騒ぐな!ホールインワンは偶発的なスーパーショットの一つに過ぎない。(ハリー・バートン)
▪ 神様ではない。ボールを打つのはきみ自身だ。(ウィリー・パーク・ジュニア)
▪ トラブルショットこそ、ゴルフの醍醐味。(ボビー・ジョーンズ)
▪ コースでモタモタする奴は、何をやってもドジを踏む。(ウィンストン・チャーチル)
▪ ボールが打てて半人前、ルールがわかって一人前。(ジョセフ・ダイ)
▪ パットの上手な者は、ゴルフについて半分も悩まない。(フィル・ガルバーノ)
▪ 時間にルーズな者は、ゴルフに近づいてはいけない。(アーサー・バルフォア)
▪ ゴルフの思い出があれば、一年間独房にいても寂しくない。(ホラス・ハッチンスン)
▪ 地上に不愉快が二つある。それはヘビとゴルフの教え魔。(ホリス・ステイシー)
▪ 私の相手は、コースに棲息する「パー爺さん」である。(ボビー・ジョーンズ)
▪ 命のある限り、私はチクチクした芝の上で暮らしたい。(バーナード・ダーウィン)
ゴルフがある幸せ。
▪「アッラーの神」の思し召し
▪ 史上空前の「ルール戦争」
▪「いい加減」こそ良けれ
▪ 0.5秒のパニック
▪ 麗しき「決闘」の美学①
▪ 麗しき「決闘」の美学②
▪ 世界のコース便り
▪ けっこう疲れまんねん
▪ 退役大佐が吠えた日①
▪ 退役大佐が吠えた日②
▪「アウフ・ヴィーダーゼーン」
▪ アルキメデスの末裔
▪ ハーフの天才
▪ 歩くコースは花盛り
▪ 忘恩の徒
▪ 奇跡の証人
▪ 私の助っ人は「超ド級」①
▪ 私の助っ人は「超ド級」②
▪ キャディの人間国宝
▪ 病気になるための処方箋
▪ 19番ホールの場外乱闘①
▪ 19番ホールの場外乱闘②
▪ 19番ホールの場外乱闘③
▪「ケンタウロイ」の野望
▪ 霧雨の1番ホールで
▪ トム・モリス翁の高笑い
▪ リンクスの決闘
▪ 笑いの天才たち
▪ ゴルフ協会への果たし状
▪ また愛人がひとり
▪「短い鉛筆」の終焉
▪ 苦悩する王子様
▪ ドラコン少年と伯爵
▪ 元旦に大叩き!
▪ 打ちて漏らさず
▪ ボギー大佐の苦笑
▪ スコアの決めては?
▪ クラブの森に遊ぶ①
▪ クラブの森に遊ぶ②
▪ 心臓がキュン!①
▪ 心臓がキュン!②
昭和天皇のパター
▪ 風の番人
▪ ゴルフをせんとや
▪「言い訳」大作戦
▪ 全米アマ毒舌選手権
▪『モナ・リザ』の引っ越し
▪ 総理大臣の夢
▪ 不滅のゴルフ名言集①
▪ 不滅のゴルフ名言集②
▪ あっぱれな天職
▪ 気になる奴
▪ 老いてますます盛ん
▪ 度胸一筋の生涯
▪ 妖精が舞い降りた日①
▪ 妖精が舞い降りた日②
▪ 発見!最古の3ヵ条
▪ 上達のヒント
▪ こてんぱん
▪「カーヌスティ」報告①
▪「カーヌスティ」報告②
▪ 乾杯は宴のあとに
▪ 娼婦の証明
▪ 全米プロ秘話①
▪ 全米プロ秘話②
▪ 桃色の荷札
▪ 風葬の墓場
▪ 伯爵たちの午後
▪ 風変わりなコース①
▪ 風変わりなコース②
▪ 集中力と想像力①
▪ 集中力と想像力②
▪ 天一坊がラフを行く
▪ 楽園の向こう側
▪ 魔法の打球
▪「超」偶然の値段
▪ 発掘されたセピア色のメモ
▪ 暗闇でパッチリ
▪ きみ、帰って寝なさい!①
▪ きみ、帰って寝なさい!②
▪ われ、幻のアドレスを見たり!
▪ 昭和天皇のパター①
▪ 昭和天皇のパター②
▪ それでも絶望しない同士に。(追悼文集:五木寛之・児玉清・倉本昌弘・黒鉄ヒロシ・永井淳・高橋三千綱・村上豊・山野辺進・床ヌブリ)
▪ 死は快適な睡眠の一つだった(1998年6月週刊朝日『死をめぐり50章』によせた夏坂氏の回顧文)
わが心のホームコース 夏坂健セレクション I
(括弧) 内、元の本でのタイトル
▪ ラパン選手、ただいま参上!
▪「沈黙のゲーム」の主人公たち
▪ 和製ゴルフ用語の洪水だ!
▪ コルセットを取って、ガードル脱いで
▪ 塀の中の懲りないゴルファー
▪「アルフィに万事まかせなさい」
▪ 68歳の倶楽部チャンピオン
▪ 麗しきハリーの選択
▪ われらゴルファー、みな兄弟
▪ 背後からひたひたと、スランプの足音
▪「ゴルフで得たものは、ゴルフに返せ」
▪ ロストボールは、天使の取り分
▪ いかに、プロを叩きのめすか
▪ フロッグマン、グリーンに現る
▪ おかしな、おかしなヨーロッパのゴルフ
▪ 我らが煌きのボビー・ジョーンズ
▪「根室ゴルフクラブ」に、ようこそ!
▪「ジ・オープン」に、もぐりこんだ男(郵便局員のささやかな夢)
▪ 樋口久子プロの、へこたれない「足」(地球一周したって、へこたれない足)
▪ ハンディキャップを返上した勇者たち
▪ ライは、嘘をつかない
▪ 15本目の、秘密のクラブ
▪ オスの「かたつむり」が行く
▪ ゴルフ・シネマ・パラダイス
▪ 幻の、「シカゴ暗黒街カントリークラブ」
▪ 1990年の、ゴルファー事情
▪ ハスケルさんからの、贈り物
▪ かくも長き、友情の日々
▪ グレッグ・ノーマンの決断(シングル・ママの、自慢の息子)
▪ バーナード・ダーウィンの肖像(バーナード・ダーウィンの進化論)
▪ 上手な「いいわけ」もゴルフのうち
▪ 浪速の達人、スコットランドの達人(浪速の職人)
▪ 季節はずれの熱帯魚たち
▪ 4万3000回に一発の快感
▪ 世界記録「29アンダー」の秘密
▪ コンペ前の「悪魔払い」
▪「黄金の5年間」とヤング・トム・モリス(黄金の5年)
▪ ワッグル「22回」の男の言い分(「男」なし)
▪ ハリー・バートンの末裔
▪ 一夜にして「飛ばし屋」になった男
▪ 元旦の朝、スコットランドを走る
▪ ジョン・ウェインは、なぜボールを打たなかったか
▪ ゴルファーのおいしい食べ方
▪ フェルナンデスの憂鬱
▪「政治的スライス」の直し方
▪ ゴルフ狂の歌が流れる
▪ わが心のホームコース
▪ エジプトから来た「静かなる男」
スコアは天使の匙加減 夏坂健セレクション II
(括弧)内、元の本でのタイトル
▪ 阿寒湖畔の、不思議な出来事(不思議な現象)
▪ ホームズの「ゴルフ未解決事件」(ホームズも迷宮入りコナン・ドイルのゴルフ三昧)
▪ ギャラリーの皆さん、心臓を止めてください!(ギャラリーの沈黙)
▪ 月光を浴びて、微笑む人(沈黙のギャラリー)
▪「ゴルフの虫」の愚痴(チャーチルを狙撃した男)
▪ ボビー・ジョーンズの135日間
▪「迷信」を信じる愉しさ(一寸先は闇だから)
▪ ベン・ホーガンに関するエピソード
▪ あるゴルファーの卒業式
▪ 汚れたチャンピオンの肖像(なんで勝っても勝ちは勝ち)
▪ 王様は、急がない
▪ なろうと思えば、なれる話(マイケル・ポナラックの叱責)
▪ 失踪した天才ゴルファー
▪ OBに泣く者を笑え
▪ 予告されたスコア
▪ 巨象、選手を踏みにじる(「マクスミス」の悲劇)
▪ タイタニック・トムソンの履歴書
▪ テニス上手は、ゴルフ上手
▪ もう一つの素顔(史上最悪のチャンピオンシップ)
▪ 144ホールで、1打差に泣く(144ホールの二人三脚 名キャディ”スモーキー”の独白)
▪ シルバー・フォックスの伝説
▪ 勇敢なるアマチュアの伝説
▪ スコアは天使の匙加減
▪ 子を育て、球を打ち、人生はバラ色(ママさんゴルファー「マージ」の栄光)
▪ あなたの中に、もう一人(悪魔に取り憑かれたゴルファー)
▪ 夜明けの戦場で、クラブを振る男(戦場で素振りした男)
▪ 史上初、70台を出した天才アマ(史上初の「70台」)
▪ 北極に、穴を穿つ(北極圏のゴルフコース)
▪「ジスル号、ゴルフ始末記」(大西洋上のトーナメント)
▪ アンダーパーの天使たち
▪「サイプレスポイント」、16番ホール(「サイプレスポイント」16番ホールの恐怖)
▪ ときには、ちょっといい話(ルールの精神について)
▪「眠れる獅子」と呼ばれた男
▪ イタリア人のゴルフ観戦法
▪ スカートをはいた全英チャンピオン(サラゼンを超えた女 ”幻の全英チャンピオン”ザハリアス夫人)
▪ 蛙は、蛙のままに(女性の更衣室とゴルフ理論の関係)
▪ 21世紀の優勝スコア
▪ シングルだった?シェークスピア
▪ 超豪華版の「田舎クラブ」を嗤え(シェークスピアが作った世界初の「クラブ」)
▪ 40年目のマッチプレー
▪ 黄昏の中の微笑(オランダのゴルフを作った男)
▪「第12捕虜収容所」のプレーオフ(捕虜収容所の全英オープン)
▪ アーサー・グルームの肖像(PartI)
▪ アーサー・グルームの肖像(PartII)
▪ ドーンさんの遺書(ゴルフ・イン・ジャパン)
▪ 真っ赤な林檎の木の下で(アップルツリーギャングたち)
▪「黄金熊」の、終わりなき戦い
▪ 人の振り見て、我が口閉ざせ(口は災いのもと)
痛ッ!ゴルフ虫に嚙まれたゾ 夏坂健セレクション III
(括弧)内、元の本でのタイトル
▪ アトランタの華麗なる星たち(華麗なる三角関係 フィッツジェラルドとボビー・ジョーンズ)
▪ 名馬を繋ぎ止める秘訣(ゴルフはオリンピックの大先輩)
▪ 希有なるスロープレーの顛末記(スロープレーには、死を!)
▪ 夜明け前の大男(”ゴルフ伝道師”アルビヌス将軍と古代ローマ「パガニカ」)
▪ 一千年前、ゴルフ大いに栄える①
▪ 一千年前、ゴルフ大いに栄える②
▪ 浮浪少年「ピーチ」の偉業(キャディの起源)
▪ スキップ・ダニエルズの幸福な生涯
▪ 絢爛たる「ボブのクラス会」に、ようこそ!
▪ さあ、マンデーと一緒に!
▪ 自惚れは、スプーン1杯ほどに
▪ バンカーの中に75年
▪ いざ、底抜けのゴルフ天国へ
▪「浮気者は、パットが下手でござる」
▪ 編集長は、全英チャンピオン殿
▪ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
▪ サンモリッツの奇跡
▪ 飛んで、跳んで、翔んで
▪ ゴルフは、端麗に戯れてこそ
▪ 命ある限りの愉しみ
▪ 幻のカントリークラブ顛末記
▪ 面の皮ほど厚からず
▪ キャディバッグの言い分
▪ 足蹴にできない話
▪ ドジ踏んじゃった!
▪「合歓の国」のエピキュリアン
▪「ジギル博士とハイド氏」は、「宝島」でゴルフをしたのか?
▪ 聖者が町にやってくる!
▪ ゴルフにおける「天敵」の研究
▪ スコアを崩す三つのタイプ
▪ 王様の耳は……?
▪ 砂時計を反転させて
▪ ロバが駿馬に変わるとき
▪ ゴルファーの親友は、丸顔
▪ アンドレーの孤独なる戦い
▪ 亡霊、フェアウェイに舞う
▪ あまりに愛しすぎて
▪「不適当」の系譜
▪ パインバレー・ノート
▪ スリーパットの処方箋
▪ 光陰矢の如し、早くミスせよ!
▪ ペブルビーチの虜
▪ 歴史を百年、書き替える出来事
▪ 痛ッ!ゴルフ虫に嚙まれたゾ
▪ ハンディ、「プラス10」の男
▪ 愛はバーディより強し
▪ ロミオとジュリエット、睨み合う
▪ 頑固者の、しのび笑い
▪ 喜びの日々、泡沫の夢
▪ 名人のアキレス腱
▪ 酔えない美酒
ゴルファーは眠れない 夏坂健セレクション IV
▪ 正しいボギーの打ち方
▪ 不思議なゴルファーの物語
▪ 嵐の中の一騎打ち
▪ 朝から晩まで、睨めっこ
▪ いまわの際の愛しきゴルフ
▪ ボーイズ・ビー・アンビシャス
▪ 白鳥は悲しからずや
▪ 緊張の生あくび
▪ 19世紀のナイター・ゴルフ①
▪ 19世紀のナイター・ゴルフ②
▪ ゴルフクラブで、「フィッシュ・オン!」
▪ 神よ、わたしの幸運を彼に!
▪ ゴルフの英才教育、ここに始まる
▪ 見て盗み、真似るのが極意
▪ サミュエル・ライダー氏の誤算
▪ スコアメークの方程式
▪ 野を越え山越え、1087打!
▪ 麗しき人情の時代の「ジ・オープン」
▪ 世界の二大決闘、顛末記
▪ 開闢以来の大事件①
▪ 開闢以来の大事件②
▪ 海底に眠る「幻のコース」
▪ 世にも滑稽な賭けゴルフ
▪「ガッタパーチャ」が死んだ日
▪ 空中戦ゴルフ①
▪ 空中戦ゴルフ②
▪ 打ちてし止まん①
▪ 打ちてし止まん②
▪ 西暦1428年の「ゴルフ場殺人事件」
▪「貴婦人のゲップ」とは、おぞおましや!
▪ ターンベリーの悲しい出来事
▪ 男と女のデス・マッチ①
▪ 男と女のデス・マッチ②
▪ 下劣なパー、誇り高きダブルボギー
▪「包装紙事件」の教訓
▪ ア・ラ・カルトに「ちょっといい話」
▪ アマチュアの眼力、恐るべし
▪ 謎の天才、「モンターギュ」①
▪ 謎の天才、「モンターギュ」②
▪ 謎の天才、「モンターギュ」③
▪ 1本の古いテープの中味
▪「良き敗者」とは難題な!
▪ エスペラントの歓びと名誉
▪「ナショナル・ゴルフデー」の発端①
▪「ナショナル・ゴルフデー」の発端②
▪ ゴルファーは眠れない
▪ 望郷のバラード①
▪ 望郷のバラード②
▪ 人生は、山紫水明、花盛り
▪ 賭けゴルフの相場
おんぼろキャディ、見参! 夏坂健セレクション V
▪ ハービー・ペニックの素敵な世界①
▪ ハービー・ペニックの素敵な世界②
▪ ハービー・ペニックの素敵な世界③
▪ 顕微鏡の中の宇宙
▪ 厚化粧のカラスたち
▪ 富士山をホールアウトした男たち
▪ 苦い戦争①
▪ 苦い戦争②
▪ 40分間のチャンピオンの座
▪ トム・モリスに訊く①
▪ トム・モリスに訊く②
▪ ドゥ・ユア・ベスト
▪ 乙女の肌に悪魔の爪跡
▪ アフリカからの応援団①
▪ アフリカからの応援団②
▪ パリ発、南仏ゴルフの旅①
▪ パリ発、南仏ゴルフの旅②
▪ パリ発、南仏ゴルフの旅③
▪ 私のドクターは宇宙飛行士
▪ 夜空に輝け、「丸いバンカー」
▪ 鳥の鳴き声、ご存知ないか
▪ オーガスタの大統領①
▪ オーガスタの大統領②
▪ パーマーの後ろ姿
▪ ローランド氏の言い分
▪ 問題の親がいるだけ
▪ デンマークからの手紙
▪ 後の後悔、悔やむに似たり
▪ 7番ウッドの責任
▪ 13番ホールの出来事①
▪ 13番ホールの出来事②
▪ ラリーさんの回転木馬
▪ キャシー・ウィットワースに学ぶ
▪ 戦争とゴルフの関係
▪ ゴルファーの条件①
▪ ゴルファーの条件②
▪ ゴルファーの条件③
▪ ゴルファーの条件④
▪ ゴルフ解体新書
▪ おんぼろキャディ、見参!
▪ シーッ!お静かに
▪ 摩天楼のゴルフ事情
▪ 裏版メキシカン・オープン
▪ どうぞ、おかまいなく
▪ 貴族の微笑
▪ 死海に消えた地獄のコース
▪「這球」、「掘球」、「右曲球」の旅①
▪「這球」、「掘球」、「右曲球」の旅②
▪ 達人の住む家
▪ 一瞬の煌めき
▪ 壮大なる旅路へ
ダッファー博士の高笑い 夏坂健セレクション VI
(括弧)内、元の本でのタイトル
▪ 小さな橋の物語
▪ 球聖のひと睨み
▪ もう一人のゴルファー
▪ エディンバラの贈り物
▪ 日は静かに流れ
▪ 犬と歩いた「ロイヤル香港」
▪ 天国に一番近いコース①
▪ 天国に一番近いコース②
▪ 9000日の光芒①
▪ 9000日の光芒②
▪ 9000日の光芒③
▪ アマチュアリズム!
▪ アンダルシア狂騒曲
▪ 一ファンからの伝言
▪「ゴルフの虫」たちの素顔①
▪「ゴルフの虫」たちの素顔②
▪「ゴルフの虫」たちの素顔③
▪ ビギン・ザ・ビギン
▪ ダッファー博士の高笑い
▪「白い鮫」の悲憤白書①
▪「白い鮫」の悲憤白書②
▪ マニアの垂涎①
▪ マニアの垂涎②
▪ ガントンの木
▪ コースに吹く風邪
▪ うしろに打つ勇気
▪ 強く貧しく美しく
▪ 人の不幸は蜜の味
▪ 聖杯伝説
▪ コンペに栄光あれ!
▪ ゴルフへの恋文
▪ 汚れなきスコア
▪ 綺麗なゴルフ、汚いゴルフ
▪ ギャングと球聖①
▪ ギャングと球聖②
▪「地球ゴルフ俱楽部」の人間燦々
▪ ゴルフ正誤事典①(快挙の由来)
▪ ゴルフ正誤事典②(快挙の由来)
▪「ダービ」のコース①
▪「ダービ」のコース②
▪ 遥かなるロイヤル・リザム
▪ 1番ティで「チュッ!」
▪ 風変わりな解説者たち
▪「業」に焼かれて
▪ 偏狭なるハザード
▪ ハスラーたちの昼下がり
▪ サングラスの傍観者
▪ 悪魔の口笛
▪ 復讐の鼻歌
▪「扁桃腺」が笑った!①
▪「扁桃腺」が笑った!②
▪ フィナーレの序曲 ー「ゴルフの語り部」としての自身の仕事への振り返りとこれからの旅路への想い
誇り高きダブルボギー
▪ 1番ティで「チュッ!」
▪ ロストボールは、天使の取り分
▪ ハスケルさんからの、贈り物
▪ 一夜にして「飛ばし屋」になった男
▪ わが心のホームコース
▪ 月光を浴びて、微笑む人
▪ ベン・ホーガンに関するエピソード
▪ あるゴルファーの卒業式
▪ OBに泣く者を笑え
▪ 子を育て、球を打ち、人生はバラ色
▪ ときには、ちょっといい話
▪ 下劣なパー、誇り高きダブルボギー
▪ 真っ赤な林檎の木の下で
▪ 夜明け前の大男
▪ スキップ・ダニエルズの幸福な生涯
▪ バンカーの中に75年
▪ パインバレー・ノート
▪ 頑固者の、しのび笑い
▪ いまわの際の愛しきゴルフ
▪ 見て盗み、真似るのが極意
▪ スコアメークの方程式
▪ 西暦1428年の「ゴルフ場殺人事件」
▪ ゴルファーは眠れない
▪ 顕微鏡の中の宇宙
▪ ドゥ・ユア・ベスト
▪ デンマークからの手紙
▪ ラリーさんの回転木馬
▪ 死海に消えた地獄のコース
▪ 塀の中の懲りないゴルファー
▪ 小さな橋の物語
▪ 日は静かに流れ
▪ ダッファー博士の高笑い
▪ ガントンの木
▪ うしろに打つ勇気
▪ ゴルフへの恋文
▪ 壮大なる旅路へ