ゴルフナビ選びに迷っているレディースゴルファーの皆さん!
ゴルフナビのタイプはいくつかありますが、ウォッチタイプは腕に装着できるので、持ち運びに困ることもなく、プレー中も邪魔にならないので、特に女性におすすめです。
最近の機種は、ゴルフナビとしては「完成形」と思えるほど、想像出来る限りの必要な機能が備わっています。
一方、ウォッチタイプは本体部分が、女性の手首には大き過ぎるものが多いのが気になる点。
そこで今回は、ゴルフナビとして最新の機能を持っていて、女性の手首にもフィットするもの、という視点で今買うならコレ!を探してきました。
是非、ご参考にしてください。
Contents
ゴルフナビウォッチタイプの最近のトレンド
最新トレンド機能
毎年、たくさんのゴルフナビが発売されますが、それに合わせてナビも着々と進化しています。
ちなみに、私のウォッチ型ナビは、買ってから4年くらいたっていますが、白黒画面でコースビューなし、ハザードやグリーンまでの距離表示のみでした。
最近のナビを調べたところ、「へー!」「ほう!」「おぉー、、」と、その進化に感嘆詞が続くばかり。
そんな、進化した今の最新型ナビウォッチに搭載されている機能をまとめました。
最新型ナビのトレンド、特徴といえるのは以下のようなものです。
カラーコースビュー
既に当たり前になったようですが、まずは最初に挙げたいポイントとして、パッと見でコース全体像が分かるカラーのコースビューです。

ウォッチタイプはそもそも画面が小さいので、なかなかコースレイアウトを表示するものはなかったと思います。
しかし、最近のウォッチナビは画面サイズもだんだんと大きくなり、このようなレイアウト表示(しかもカラー♪)が多くなりました。
レイアウトビューは、自分が今いる地点から最適と思われるビューに自動的に変わります。
これがあると、今自分がいる地点からのコースレイアウトが一目で分かり、特にブラインドの時にはとても役に立ちますね。
画面タップ
最近のナビはボタン操作よりも、画面タップで操作するものが主流になっています。
タップは、グローブをしている指でも操作できます。
3点間距離表示
3点間距離表示とは、フェアウェイの次打目標地点あたりまでの距離と、そこからグリーンまでの距離を表示してくれる機能です。

この機能があれば、自分の得意な距離を残したい地点はどの辺りか見当をつけることが簡単になるので、コースマネージメントの精度がより上がります。
グリーンアンジュレーション
グリーンの高低差が色分けされて分かる機能が、最新式のものはだいたい採用されています。

高低差の色分けが何段階か、傾斜の矢印表示の有無、全て無料で使えるかなどは、メーカー・機種により多少の違いはあります。
グリーン面の傾斜は、目視だと錯覚することもありますが、ピンまでの高低差をナビが示してくれます。
自分が今いる位置からのグリーンまでの距離表示
グリーンオンを狙う位置まで行った時、従来型ではグリーンまでの距離表示は、グリーンの一番手前地点(花道方向が多い)からのフロント・センターだったので、自分のボール位置が花道方向にない場合は、そのあたりを加味して考える必要がありました。

しかし最近の機種は、自分の今いる地点から近い部分のグリーンフロント・センターまでの距離が分かるようになっています。
みちびきを採用

◦ 「みちびき」とは日本の衛星測位システムのことで、2018年に運用開始
◦ GPS(米国)と一緒に位置測位することで、より高精度な位置測位ができるようになりました
◦ ゴルフ場での誤差は約5ヤード内と言われています
ナビを使う最大の目的である距離計測は、みちびきを採用することで精度があがります。
新しい機種であれば、だいたいみちびきを採用しているようですが、まだそうではないものもあるので、これもチェックポイントになります。

(出典:内閣府HP)
基本的機能
これまでご紹介したのは、ここ1、2年で発売になっている機種が持つ最新機能ですが、それ以外の基本的なナビ機能を一応挙げておきます。
最近のナビなら、基本的にこれらの機能は全部網羅してます。
- 距離計測
▪ グリーン(フロント・センター・バック)までの距離表示
▪ ハザードまでの距離表示 - 高低差表示:上り下りヤード数表示
- ピンポジション登録:アプリなどと連携して今日のピンポジ登録可能
- ショット位置記録(飛距離計測):打った地点とボールまでの距離を手動または自動で計測
- スコアカード機能:自分で入力
- 防水:最低でも生活防水
女性ならではの気になるポイント
ここでは、女性ならではの気になるポイントをあげてみました。
画面・本体の大きさ
ナビ画面は大きい方が見やすくてよいのは確かなのですが、一般的に手首が男性ほど太くない女性が困るのは、腕からはみ出すくらい本体が大きいと、装着が安定しなく、スイングの時に気になることです。
今の最新型ナビウォッチは、本体部分が47ミリ前後が多いのですが、これは日本人女性の平均的な手首周囲が約15センチという基準から考えると、ややはみ出すくらいだと思います。

そこで、今回オススメでご紹介するウォッチは、大きくても45ミリ以下のものを選びました。
オシャレさ
ナビウォッチのデザインは、黒主体のごっつい印象のものが多いです。
ゴルフナビなので「ま、いっか」、と思う気持ちもありますが、できれば全体のデザイン、色なども自分の感性と合うものがあるといいですよね。
例えば、本体の色やベルトのデザインが色々選べるオプションがある機種もあるので、ここもチェックしました。
以上、女性の気になるポイントも加味した上で、今、最新型のナビウォッチのオススメを探してきました。
最新機能全部ありの、女性におすすめナビウォッチ
それでは、今の最新機能を全部備えた、女性にオススメしたいナビウォッチのご紹介です。
ガーミンアプローチ S70
2023年5月に発売になった、ガーミンアプローチの最新型 S70です。

この機種が2023年7月現在では、機能が一番充実しているナビウォッチです。
前述の最新トレンドとして挙げた6点 ー カラーコースビュー、画面タップ、3点間距離、グリーンアンジュレーション、自分の位置からのグリーンフロント・センター距離、みちびき採用 ー は全て網羅されています。
その他の S70の特徴を挙げると以下の通り。
ガーミンアプローチS70の特徴
◆ AMOLED ディスプレイ : 今までにないほど、キレイにくっきり見える画面ディスプレイ
◆ 高低差はもちろん、風速・風向き・空気密度を考慮した距離を表示
◆ グリーン位置を示すピンポインター機能がついているので、ブラインドホールの時に目標をたてやすい
◆ グリーンアンジュレーションを表示するには、Garmin Golf member サブスク契約必要なので、有料となる(月1180円)
◆ ゴルフナビ以外に、スマートウォッチ機能つき – ガーミンペイ、スイカ、心拍計、ストレス計測、スマホアプリの通知機能、音楽再生 etc.
◆ 本体サイズ42ミリは、白かグレーの2色があり、ベルトも同色のシリコンで柔らかい印象(本体サイズ47ミリもあり、カラーは黒のみ)
◆ ガーミンウォッチシリーズのベルト (Quickfit) のカラー取り揃えがとても豊富なので、こちらに交換可能(別料金かかる 多くは 6,370円 ⇨ 興味ある方はこちら)
そして、スマートウォッチ機能もついていることもあり、実勢価格約94,000円くらいです。
ガーミンアプローチS70の画面サンプル
イメージしやすいように、ガーミンアプローチS70 の画面サンプルをいくつか貼ります。
(画像は全て公式ページから)
コースビュー画面![]() | ▪ グリーンフロント・センター・バックまでの距離表示 ▪ 同心円表示あり |
バーチャルキャディ機能![]() | ▪ 風向き*、高低差、スイングデータに基づき、おすすめクラブ表示と、着弾地点予測(白い網掛けエリア) * 風向き表示にはGarmin Golf アプリとのペアリング必要 |
PlaysLike機能![]() | ▪ 風速/風向き/空気密度*、高低差、を考慮したグリーンまでの距離表示 * Garmin Golf アプリとのペアリング必要 |
ハザードビュー画面![]() | ▪ ハザードをタップすると、ハザードフロント、バックエンドまでの距離を表示 |
グリーン傾斜情報画面![]() | ▪ グリーンの傾斜を色と矢印で表示* * Garmin Golf メンバーシップ契約が必要(有料) |

もっと詳細が知りたい方は、公式ページへ。
ガーミンアプローチS70は、こんな人におすすめ
以上の特徴から、ガーミン最新作のアプローチS70は、こんな人におすすめします。
■ 高低差や風速などもひっくるめて、より距離計測の精度が高いゴルフナビウォッチが欲しい方
■ これ1台で、スマートウォッチ機能もあり、ゴルフやヨガ、フィットネスなどのスポーツ、音楽も聴けるものを探している方
その他細かいスペックは一番下の表にまとめましたので、ご参考にしてください。
さて、「S70、いいんだけどやっぱりお値段がネック。。。」という方には、次がおすすめです。
ボイスキャディ T9
2022年4月発売のボイスキャディシリーズの T9 です。

2023年7月現在で、ボイスキャディの最新モデルです。
この機種も、最新トレンド機能6種は全て揃えています。
それ以外の、T9 の特筆すべき特徴は以下の通り。
ボイスキャディT9 の特徴
◆ グリーン周りからパットまでの機能がスゴイ!
グリーン周りでは、自分のいる位置からのグリーン地形を表示してくれ、グリーンオンの後は、グリーンアンジュレーションを11段階の色分けで表示、更にはカップまでの距離を表示

◆ 今いる位置に最適なコースビューをだしてくれるが、コースレイアウト内の地点を自分でタップすれば、そこから3点間距離表示をする
◆ 自分の一番良いスイングテンポを記憶させておくと、そのテンポを元に、早い・遅いをスイング毎に表示してくれる。
「それ、要る?」とも思えるけど、ラウンド中に調子が崩れる時は、テンポが変わっていることが多いので、やってみると意外と役立つ!という声あり
◆ グリーン方向を指す、ピンポインター機能が無くなりました
ガーミンS70と違い、グリーンアンジュレーション表示に追加料金は不要。
こちらは実勢価格で4万8千円くらい。「まあ、そのくらいはしますよね」というところでしょうか。
ボイスキャディT9 画面サンプル
基本的な画面表示を挙げていきます。(画像は全て公式ページから)
コースビュー画面![]() | ▪ 赤い線はドライバーアーク ▪ ドライバー飛距離を登録すると、どのあたりまで飛ぶかアーク表示する ▪ 数字表示のヤーデージビュー画面もあり ![]() |
バンカー・ハザードビュー画面![]() | ▪ コースビューで、ハザードをタップすると、 そこまでの手前と奥の距離を表示 |
グリーンビュー画面![]() | ▪ グリーン傾斜を色別表示 ▪ 赤枠内は、ショット飛距離を自動表示 ▪ ショットの飛距離表示は数字表示画面もあり ![]() |
パットビュー画面![]() | ▪ 自分のボール位置からの距離を表示 ▪ 自分のボール位置でボールボタン(白丸)をタップし、ピンまで行ってピンアイコンをタップすると、高低差を表示 |
ショットテンポ画面・練習時![]() | ▪ 自分で目標テンポを設定する ▪ スイング毎に、テンポを表示 ▪ 目標と合っていると青色、速いと赤、遅いと黄色表示になる |
ショットテンポ画面・ラウンド中![]() | ▪ ラウンド中のショット・パットを自動認識し、テンポを表示 ▪ 目標テンポとの違いが確認でき、修正に役立つ |

もっと詳細が知りたい方は、公式ページへ。
ボイスキャディT9 はこんな人におすすめ
■ ゴルフナビとしての最新機能はフル装備(ピンポインターが無いのだけが残念)
■ スマートウォッチ機能は必要なく、ゴルフナビに特化しているものがよい人
以上の2つが、今の最新機能をフルで備えたおすすめになります。
さて、そうは言っても(?)「ナビは毎年、より良いものが出るから2、3年で買い換えたいから、予算も3万円以内に収めたい。。。」
という方には、次がおすすめです。
ショットナビ Air EX
2023年7月発売になったショットナビの最新型、Air EXです。

ガーミンS70、ボイスキャディT9と比べると、最新トレンド機能6種は全て備えていながら、実勢価格で3万円を下回る価格が魅力です。
そんなショットナビAir EXの特徴は以下の通り。
ショットナビ Air EX の特徴
◆ 四角い画面でタテ41.5mm X ヨコ34mmとコンパクトなサイズ
◆ これだけに備わっているユニークな機能は特になく、最新かつシンプルなゴルフナビ
◆ スマホアプリとの連携は不要なので、ナビ単体で動作する
◆ベルトにデニムを採用しているが、好みが分かれるところ(?)
ショットナビ Air EX 画面サンプル
これも画面サンプルを貼ります。
(画像は全て公式ページから)
コースビュー画面・水平距離![]() | ▪ コース全体とグリーンまでの水平距離①を表示 ▪ 現在地とグリーンセンターまでの高低差表示② ▪ 下に”H”と出るのは水平距離 |
コースビュー画面・目安距離![]() | ▪ コース全体とグリーンまでの高低差を加味した目安距離を表示①(黄色) ▪ 現在地とグリーンセンターまでの高低差表示② ▪ 打ち上げ、打ち下ろし表示 ▪ 下に”V”と出るのは、目安距離 |
フェアウェイナビ画面![]() | ▪ ドッグレッグや、直接グリーンを狙えない場合、フェアウェイセンターまでの距離と、そこからグリーンセンターまでの3点間距離を表示 |
ハザードビュー画面![]() | ▪ 各ハザードまでの距離を表示 ▪ ティショット時のサンプル画面なので、一番上にグリーンフロントまでの距離(372y)が出る |
グリーンビュー画面![]() | ▪ グリーン高低差を色分け表示 ▪ ピンポジ登録すると、センターがピンポジションを表示する ▪ 自分がいる位置からのフロント、センター(ピン)、バック、プラス横幅を表示 |

もっと詳細が知りたい方は、公式ページへ。
ショットナビAir EXはこんな方におすすめ
■ 今現在(2023年7月)のゴルフナビ最新機能を全部網羅できていて、3万円くらいで買えるものがいい人
女性におすすめナビウォッチ まとめ
以上、最新機能を持つナビウォッチのおすすめ3つでしたが、特徴を表にしました。
ガーミン S70 ![]() | ボイスキャディ T9 ![]() | ショットナビ Air EX ![]() | |
メーカー | ガーミン | ボイスキャディ | テクタイト |
発売日 | 2023年5月 | 2022年4月 | 2023年7月 |
実勢価格 | 約94,000円 | 約48,000円 | 約30,000円 |
本体サイズ | 42mm (直径) 56g (重さ) | 45mm (直径) 59.5g(重さ) | 41.5mm (タテ) 34mm (ヨコ) 20g (重さ) |
色・ベルト | ▪ 42ミリは白とグレー (47ミリは黒のみ) ▪ ベルト変更可能 Quickfitベルトの色 揃え豊富(有料) | グレー・黒 ベルトはシリコン | 白・黒 ベルトはシリコン の上にデニム |
液晶タイプ (見やすさ) | AMOLED (◎) | 反射型カラー LCD液晶 (O) | MIPカラー反射型 液晶 (O) |
ナビ連続使用 時間 (max) | 15時間 (47ミリは20時間) | 10時間 | 8時間 |
コースレイアウト 表示 | 高低差・風速・風向き ・空気密度も考慮した 距離表示 (* 注1) | レイアウト内の場所を タップすると3点間 距離表示 | フェアウェイ中心 までの距離と グリーンまでの 距離を表示 |
ピンポインター (グリーン方向表示) | あり | なし | なし |
グリーン表示 | ▪ 色で高低差表示 ▪ 勾配表示 (* 注2) | ▪ 色と矢印で高低差表示 ▪ プレーヤーの動きに 合わせてグリーンが 自動回転 | ▪ 色で高低差表示 ▪ ピンポジ登録でグリ ーンセンターが ピン表示になる |
ピンポジション 登録 | あり | あり | あり |
スコアカード機能 | あり | 自動認識しスコア表示 手動調性可能 | あり 自分で入力 |
対応コース数 | 全世界約43,000 | 全世界41,000 | 国内100% 海外59,331 |
その他 | ▪ スマートウォッチ機能 | ▪ テンポ練習モード (目標テンポに合って いるかをジャッジ する機能) | ▪ スマホアプリとの 連携なく、ナビ単体 で動く |
* 注2 Garmin Golfメンバーシップのサブスク契約必要(月1,180円 年11,800円)
最後になりましたが、3機種とも、トーナメントモードありなので、競技会に参加する時も使えます。
今回は以上になります。
最新のナビウォッチで、スコアアップを目指しましょうね。
