「ゴルフを始めてみたい」と思っているけど、
まず何をすればいいのか、何が必要なのか、疑問がつきない(特に女性の)方。
そんな、全くやったことのない人のために、ゴルフを始めるにはどうしたらよいかを順を追って書きました。
ゴルフ歴ゼロから、ゴルフコースにラウンドに行くまでのステップを、簡単にまとめましたので、参考にしてください。
Contents
ステップ1 – まずは練習に行く
打ちっ放しかスクールに行く
まずは、何をおいてもクラブでボールを打つ練習をしないと始まりません。
クラブの握り方やスイングまで、しっかり教えてほしい人はゴルフスクールに入るのが早いです。
スクールならレンタルクラブもあるし、スクールによっては、コースデビューまで世話してくれ、大まかなルールも教えてくれます。
独学で頑張りたいタイプの人は、打ちっ放しか打席貸しをしてくれるインドアレンジに行きましょう。
ゴルフ練習に行くために必要なもの
用意するもの | コメント | 入手できるのは | 金額相場 |
クラブ | この時点では、レンタルできる練習場が 多いので、まずは借りてやるのがオススメ 人から譲り受けられるものがあればベター 購入はある程度打てるようになってからが いいです | (借りる) ゴルフスクール ゴルフ練習場 | 0-3000円 |
グローブ | 右打ち(右利き)の人は左手だけに グローブをしてもよいが、両手がオススメ | ゴルフショップ | 1500-3000円 |
動きやすい服 | 練習なのでTシャツなどでOK | — | — |
シューズ | 練習なので運動靴でもOK いずれゴルフシューズを買うことに なるのでこの時点で買っても勿論OK | ゴルフショップ | 3000-20000円 |
コースに出れるようになる目安は、練習場で、6割くらいはボールにしっかりミートして、ほぼまっすぐ前に飛ぶようになるくらいです。
ちゃんと打てないうちにコースに行くと、とても疲れてひどい目にあい「もうゴルフやめる」とか思っちゃうこともしばしば。
コースデビューはしっかり練習してからにしましょう。
目標としては、下の3つの場面でどれか1本でもある程度打てるクラブがある状態になること。
①ドライバーかフェアウェイウッド | ティーショット |
②ユーティリティかアイアン | フェアウェイから打つ |
③ウェッジ | グリーンに乗せる |
これが6割くらいは成功して打てれば、コースに行っても何とかなります。
また、パターは家で実際にボールが打てる唯一のクラブなので、できればパターとボールを入手して、家でパター練習をしましょう。
カーペットか畳の上で、狙った方向に思った距離だけ打てるようになるのが目標。
おうちの事情が許せば、パターマットを買うのもいいですよ。
毎日5-10分の練習ができると、ゴルフ上達にとてもいいです。
用意するもの | コメント | 入手できるのは | 金額相場 |
パター | パターのヘッドの形で好み が分かれる・最初はマレット型* が無難・将来的に、パターは数本 持っていた方がよいので、まずは 中古などで購入するのもあり・ 自分の好みが分かってきたら、 新品を買うのがオススメ | ゴルフショップ (オススメは中古専門 のゴルフショップ ”ゴルフパートナー“) | (中古) 1500-10000円 (新品) 5000-50000円 |
ボール | いずれラウンド用を買うので、 最初はディスタンス系のボールを 買っておくのがオススメ あるいは、パター練習用ボール* というのもあり(色やラインに よって転がり方が見えるように なっている) | ゴルフショップ | 100-1500円 (パター練習用) 600-1700円 |
* マレット型(半円形)パターとボールの回転が分かりやすいパター練習用ボール
* 転がる時の色の境目がブレるのが分かる = 真っすぐ打てていない
ステップ2 – ショートコースに行く
まずは短い距離でラウンド経験
上述したように打てる状態ができてきたら、本コースデビュー前に、ショートコースに数回行くことをオススメします。
特に、インドアのゴルフスクールやレンジでしか打ったことがなければ、実際にボールが飛んで行く様子を見ておいた方がいいです。
更に、インドアで打つのと外で打つのは、天気や風の影響で感覚も違います。
そして、スタートホールで知らない人(後続組とか係の人)が見ている状況にも、慣れておいた方がいいです。
⇨ 初心者のうちは、ただでさえ上手く打てなくて緊張するところを、知らない人に見られていることで緊張が増し、ティーショットを失敗することが多いです。
他人に見られている状況で打つことに慣れていきましょう!
ショートコースでのプレー手順
ショートコースは本コースと違い、予約無しでも空いていれば受け付けてくれる所も多いです。
予約が必要かは、HPなどでチェックしましょう。
貴重品は持ち歩かなければいけない所が多いので、なるべく荷物は少なく身軽な状態で行きましょう。
ウェアは家から来て行き、着いたらゴルフシューズに履き替え、すぐにプレーが出来る状態で受付して料金を払います。
そのコース専用の手引きカートや、ラウンド用バッグなどもあるので、必要なものを借り(たいていの所は係の人がクラブを手引きカートに載せてくれる・無料)スタート地点に進み、順番が来たらスタートです。
同伴の人がいる場合は、打順を決めておきましょう。
基本、前組の人がホールアウト(そのホールを終了)してグリーン上からいなくなってから、ティーショットを打ちます。
くれぐれも、打ち込まないように注意。
人がいる方向にボールが飛んでしまったら、そちらへ向かって「ファー」と大声で叫び、打球に気をつけるよう喚起することを、恥ずかしがらずにやりましょう。
ショートコースでプレーするために必要なもの
この時点で、ラウンドに必要なものを揃える必要がでてきます。
用意するもの | コメント | 入手できるのは | 金額相場 |
ボール | とりあえず、無くしても惜しくない 感じのものを最低6個くらい用意 | ゴルフショップ | 100-1500円 |
ティー![]() | 2-3cmくらいの短いやつ (ドライバー以外用) ドライバーを使えるホールがある なら、4-5cmくらいの長いのも用意 | ゴルフショップ | 300-700円 |
クラブ | 買う決心ができた人は買ってもよし (数回ラウンドしてから買うものを 決める方がオススメ) できれば、誰かから譲り受けたものや、 レンタルできる所があればそれを使いたい | (買うなら) ゴルフショップ | (ハーフセット) 10000-55000円 (フルセット) 50000-150000円 |
シューズ | 芝の上でのスイング時に滑らないように、 まだ持ってない人はこの時点でシューズを 買いましょう | ゴルフショップ | 1500-20000円 |
動きやすい服 と帽子 | 本コースほど厳しいドレスコードでは ないですが、一応、襟のあるシャツと 手足の露出が少ない服がベター 帽子はキャップでもサンバイザーでもOK | (ゴルフウェアを 買うなら) ゴルフショップ | — |
グローブ | 練習でも使っているものでOK | ゴルフショップ | 1500-3000円 |
(オプション) グリーンマーカー ![]() | ショートコースではそれほど必要 ではない ・コインとかでも代用できる | (買うなら) ゴルフショップ | 500-3000円 |
この中で、クラブはまだ買わなくてもいいかと思います。
ショートコースでレンタルできる所もありますし、スクールに通っているなら、ハーフセットを貸してもらえないか聞いてみてもいいと思います。
というのは、クラブセットが一番お金がかかるところなので、自分に合ったものを選びたいです。
しかし、まだ上手く打てないクラブもある段階だと思うので、自分でこれがいいというイメージが湧かなく、判断できない状態だと思います。
スクールに通っているなら、インストラクターに自分に合うクラブはどういうものかを聞いて、買ってみるのもありです。
最初はハーフセット(6本くらい)でもいいかもしれません。
ただ、その後上達すると、必ずフルセットが欲しくなりますので、バラで買い足しか総買い替えになります。
ご参考までに、女性向けクラブセットの1例は以下の感じです。
番手 | フル セット | ハーフ セット | 主な使い方 |
1番ウッド(ドライバー) | 〇 | 〇 | ティーショット |
3番ウッド(スプーン) | 〇 | フェアウェイ上で長距離を 打つ時に使う | |
5番ウッド(クリーク) | 〇 | 〇 | 上記に同じ |
7番ウッド | △ | △ | 距離はまだあるけど、5番ウッド では打ちにくそうなライの時など |
U4(ユーティリティ) | 〇 | △ | (メーカーによりロフト角が 名前になることもあり) ウッドでは打ちにくそうなラフなど で、まだ距離が残っている時など |
U6(ユーティリティ) | 〇 | 上記に同じ | |
7番アイアン | 〇 | グリーンまで残り距離が狙える時や ショートホールで距離が合う時 | |
8番アイアン | 〇 | 〇 | 上記に同じ |
9番アイアン | 〇 | 上記に同じ | |
ピッチングウェッジ(PW) | 〇 | 〇 | 上記に同じ |
ウェッジ(42-52°) | 〇 | メーカーによっては、アプローチ ウェッジと呼ばれるものもあり | |
ウェッジ(53-58°) | 〇 | 〇 | ロフト角がより大きいものは サンドウェッジと名前がつけられ ている場合もあり |
パター | 〇 | 〇 | グリーン上 |
ちなみに、私は初めの頃はショートウッド(7番・9番ウッド)か、ユーティリティが、フェアウェイやラフからの頼りになるクラブでした。
フェアウェイやラフからちゃんと打てるようになるまでに、ロングウッド(3番・やや5番も)は時間がかかりました。
一般的にも、長いクラブは上達に時間がかかるもののようなので、最初は3番ウッドより7番ウッドやユーティリティを買った方がよいかもです。
ステップ3 – 本コースにラウンドに行く
さて、コースで回ることのイメージがショートコースでついたら、いよいよ本コースにデビューしましょう。
ショートコースとの違いは、18ホール中、パー4、パー5(距離が長い)が計14ホールあるのが一般的(残り4ホールはパー3のショートホール)。
1ホールごとの距離が長いので、ちゃんとボールにミートしないと、フェアウェイ上で何度も打つことになり、グリーンまで遠~く遠~く感じます。
でも、多くの方がその体験を経ているので、いざ、そうなった時は気にしないで、1打1打、丁寧なスイングを心がけましょう。
そして、圧倒的にショートコースと違うのは、壮大な自然の中でボールを打ちながら歩を進める、という非日常的な体験です。
とても気持ちよくて、鳥のさえずりや直接会ったことのない動物が目の前を通ったりして、自然の良さを再認識できます。
本コースの予約
さて、いよいよ本コースに行く時ですが、まずは、既にゴルフをよくやっているお友達か身内の人がいれば、お願いして一緒に連れて行ってもらうことをオススメします。
プレーの進行とそのゴルフ場をよく知っている人がいる方が、注意すべきポイントや、クラブハウス内のことも教えてもらえます。
もし、そういう人がいない場合は、自分でゴルフ場のサイトやRakuten GORAなどでゴルフ場の雰囲気などを読んで、ここなら大丈夫、と思えるところに予約を入れましょう。
オススメゴルフ場予約サイト ⇩
Rakuten Gora, じゃらんゴルフ
ちなみに、日本のゴルフ場は基本的に4人1組なので、2人で予約すると他の知らない2人組と組み合わせになることもあります。
”2サム保証” と書いてあるのは、2人だけでプレーさせてくれる意味で、その場合は ”2サムフィー” と称する割増金がかかる場合もあります。
本コースに着くと
本コースに車で到着すると、基本的には係の人が車からキャディバッグや荷物を降ろしてくれます。
車を駐車場に停めた後、クラブハウスに入り受付をして、貴重品は貴重品ロッカーに収納し、ロッカールームで着替えをして、ラウンドに臨みます。
ロッカー番号をもらったら、ゴルフ場内でのお買い物は全てロッカー番号で出来るので、お財布も貴重品ロッカーに入れて大丈夫ですが、時々、コース内自販機が小銭しか受け付けない所があるので、小銭だけ持っている方がよいです。
元々、ゴルフ場とはそのクラブの人達の社交場なので、そのゴルフ場のドレスコード(来訪時とプレー時には違いあり)をチェックして、周りを不愉快にしない振舞いを心がけましょう。(メンバーでなければ、私たちはビジターであることを忘れずに)
基本的に男性は夏以外は要ジャケット着用の所が多いですが、女性は肩や足の露出が多くない普通のよそ行きの恰好をしていれば、まずは大丈夫です。
本コースでプレーするために必要なもの
用意するもの | コメント | 入手できるのは | 金額相場 |
ボール | とりあえず、無くしても惜しくない 感じのものを最低10個くらい用意 | ゴルフショップ | 100-1500円 |
ティー | 長いのと短いの両方 | ゴルフショップ | 300-700円 |
クラブ | 買う決心ができた人は買ってもよし (数回ラウンドしてから買うものを 決める方がオススメ) できれば、誰かから譲り受けたものや、 本コースはレンタル可能な所も多い | (買うなら) ゴルフショップ | (ハーフセット) 10000-55000円 (フルセット) 50000-150000円 |
シューズ | 自分のゴルフシューズ | ゴルフショップ | 1500-20000円 |
ドレスコードに 合ったゴルフ ウェアと帽子 | 基本は、襟のある上衣と手足 の露出が少ない服を用意しましょう | ゴルフショップ | — |
グローブ | 練習でも使っているのでそれを | ゴルフショップ | 1500-3000円 |
(オプション) グリーンマーカー /グリーンフォーク ![]() | 本コースのグリーンでは、必ず マーカーが必要です・が、マスター室 前に刺すタイプのマーカーが無料で おいてあるので、それを使っても良し フォークも置いてあるので、1つ持ち ましょう・グリーン上にボールで窪み をつけたらフォークで直します | (買うなら) ゴルフショップ | 500-3000円 |
化粧品類 | 本コースはお風呂があるので、 お風呂上りに使う化粧品があれば、 持っていく | — | — |
(オプション) カートバッグ ![]() | ラウンド小物や化粧ポーチ、飲み物 などを入れて、カートに積んでおく 小さなバッグがあると便利 (ほとんどの女性ゴルファーは 使っています) | ゴルフショップ他 | 1000-10000円 |
※カートバッグは、とりあえず持っているものを使って、他の人がどんな感じを持っているかを見てから買うのも良し・カラスに中身を取られる事多しなので、フタが閉まるものがオススメ
ゴルフコースでのマナー
”ゴルフマナー”というと、やや堅苦しくコうるさいイメージがあるかもしれませんが、要は誰もが気持ちよく安全にプレーできるために、他の人のことを思いやる行動のことです。
そういった意味での、プレー中の主なマナーは以下の通り。
プレーファスト:ゆったりしたスポーツに見えますが、遅滞なくプレーすることが常に求められています。焦って打つ必要はないですが、自分の打つ番が来たら、自分のルーティーンを守りつつ、すぐに打てるように準備しておきましょう。
▪ カートから離れたボールのところへ行く時は、どのクラブで打つのか、可能性のありそうなクラブを数本持ってからカートを離れる
▪ 基本的には、グリーンから遠い人から打つのが順番ですが、必ずそれを守る必要はないです。例えば自分とほぼ同じ位置でボールの行方を探している同組の人がいたら、先に自分が打ってからボール探しに参加してもいいです。先に打つ時は「先に打ちますね」と周囲に声をかけて打ちましょう
▪ グリーン上でも、準備が出来た人から打つ事が奨励されています。自分より遠い人が準備に手間取っていたら、「先に打ちましょうか?」と確認して、よければ打ちましょう
人のプレーの邪魔にならない:打つ人の前方に立たないとか、ありがちなのは、人が打とうとしているのにお喋りが止まらなくてうるさいなど。人が打つ時(同組の人だけでなく前の組の人や隣のホールの人も)は静かにしましょう。
危ないボールが出たら「ファー」と叫ぶ:自分だけでなく、同組の人のボールが隣のホールへ飛んでしまった時など、みんなで一緒に「ファー」と言って、注意喚起しましょう。
靴の汚れを落とす:1度行ってみればすぐに覚えることですが、ラウンドや練習で靴に草や泥がついたら、クラブハウスに入る前には汚れを落としてから入りましょう。出入口にエアガンや雑巾が用意されています。
最後まで明るく:最後に、コースデビュー間もない場合は多くの人が、プレー結果は散々です。途中で嫌になることも多々あります。
でも、落ち込んだりフテ腐れたり、怒りをあらわにすると、他の人の気分まで下げてしまいます。プレーが上手くいかない時でも、前向きな気持ちを忘れずに明るく皆さんと接しましょう。
「次も一緒にラウンドしたい」と思われる振舞いが大切です。
お会計して終了
ゴルフ場での飲食代やお買い物は、全てロッカー番号につけます。
プレーが終了し、着替えて帰る前にお会計になります。(早朝や夜間のスループレーでは、プレー前精算の場合もあり)
忘れ物をしないように、クラブやシューズ、ロッカー内、雨で濡れたものなどをドライルームで乾かしていたら、忘れずにチェックしてから帰りましょう。
ラウンド中に落とし物をしたら、マスター室に言っておくと、見つかった時に連絡をもらえます。
お疲れ様でした。







